大人ニキビと敏感肌

ヒリヒリとしみたり、カサカサと乾燥する敏感肌はとても困るものです。
少しの刺激で炎症を起こしてしまう敏感肌で、大人ニキビに悩む方も多いと思います。

色々な化粧水を試してみたいけれど、どれが合うのか分からない。
そう思う方も多いと思います。

今回は、敏感肌の方にでも使える大人ニキビ用のスキンケア用品や、併せて知っておきたい事などをご紹介します。

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敏感肌と大人ニキビになる原因は?

敏感肌の方はそうでない方と比べ、大人ニキビが出来やすいと言われています。
敏感肌になる方は、お肌の角層のバリア機能が低下している状態です。

角層とは、お肌の中でも一番外側を守ってくれている層で、厚さは0.02mmほどしかありません。
角層は本来であれば、水分の蒸発を防いでくれたり外部の刺激からお肌を守ってくれる役割があります。

しかし、何らかの原因で角層のバリア機能が低下してしまうと、敏感肌となってしまいます。
このバリア機能が低下した事により、お肌のターンオーバー周期が乱れ、大人ニキビが出来やすくなってしまうのです。

では、敏感肌と大人ニキビの原因は何なのでしょうか。
下記でご説明していきます。

敏感肌になる原因

敏感肌になる原因は大きく分けて4つあります。

  • 乾燥による敏感肌
  • 間違ったスキンケアによる敏感肌
  • 年齢による敏感肌
  • 体質による敏感肌

敏感肌の原因の中でも多いのが、乾燥によるものです。
お風呂上りや洗顔後にすぐスキンケアをせずにいると、お肌の水分が失われる原因となります。

そして、自分のお肌に合わないスキンケア用品、ボディーソープなどを使う事も敏感肌の原因となってしまいます。
ゴシゴシとこすったり間違った洗顔をする事で、角層の表面が傷つき敏感肌になってしまうのです。

また、年齢を重ねる事で皮膚は薄くなっていきます。
コラーゲンなどのお肌の弾力を保つ成分も減少し、バリア機能が低下する事で敏感肌や大人ニキビの原因になるのです。

そして、もともとお肌が弱かったり、アレルギー体質などが原因となり敏感肌になる方もいます。

敏感肌でも大人ニキビになる原因

大人ニキビの原因は大きく分けて3つあります。

  • お肌の乾燥による大人ニキビ
  • ホルモンバランスの乱れによる大人ニキビ
  • 不規則な生活習慣による大人ニキビ

スキンケア用品が合っていない事や、洗顔料などのすすぎ残しや保湿不足がお肌の乾燥の原因です。
また、化粧品が合わない事も乾燥と大人ニキビの原因となっていしまします。

そして女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、ターンオーバーの周期が乱れていきます。
毛穴に詰まった汚れがうまく排出できず、大人ニキビになってしまうのです。

大人ニキビの原因は過度なストレスや慢性的な睡眠不足、偏った食生活も影響してきます。
特に睡眠や食事は女性のホルモンバランスを整える為に大切なので、偏ってしまうと敏感肌でも大人ニキビが出来やすくなってしまうのです。

大人ニキビと敏感肌が使う洗顔料と化粧水の選び方

大人ニキビと敏感肌が使う洗顔料と化粧水の選び方

敏感肌や大人ニキビの原因の1つに「間違ったスキンケア」とありました。
スキンケア用品が自分のお肌に合っていないと、敏感肌にも大人ニキビにもなりかねません。

ではスキンケア用品を選ぶポイントはあるのでしょうか。
下記でご紹介していきます。

大人ニキビに有効な成分を選ぼう

大人ニキビのスキンケア用品によく使われている成分は、以下の様なものがあります。

  • グリチルリチン酸(グリチルリチン酸2K・グリチルリチン酸ジカリウム)
  • アラントイン
  • クエン酸
  • トコフェロール(ビタミンE)

グリチルリチン酸は、大人ニキビなどの傷の回復を促進し、肌荒れをケアしてくれる効果があります。
また、アラントインも同じく炎症を抑えてくれる働きがあり、大人ニキビに有効です。

弱酸性のクエン酸はお肌の角質を薄く溶かし、皮膚の代謝を促進してくれます。
配合量が多すぎなければ、敏感肌の方にも安全な成分です。

トコフェロールは血行促進や肌荒れに効果があり、お肌のくすみやクマ等を改善してくれる役割があります。
また、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧水を選ぶと良いでしょう。

ノンコメドジェニックとは、ニキビ菌のエサになりにくい油分で出来ています。
このため、敏感肌でも大人ニキビが悪化する事なく安心して使えるのです。

敏感肌と大人ニキビを刺激する成分は避けよう

敏感肌の方が化粧水をつけた時、ヒリヒリとしみた経験があると思います。
これはバリア機能が低下しているお肌に刺激が強すぎている事が原因です。

敏感肌や大人ニキビを刺激してしまう成分は以下のものが挙げられます。

  • 硫黄
  • アルコール(エタノール)
  • サリチル酸

硫黄は殺菌能力の高さから、10代のニキビスキンケア用品の中によく配合されています。
しかし、大人ニキビや敏感肌には刺激が強すぎ、逆にお肌が乾燥しすぎてしまいます。

またアルコール成分もお肌を必要以上に乾燥させてしまう為、敏感肌の方は控えたほうが良いのです。
サリチル酸はターンオーバーの促進をする効果があるのですが、少し注意が必要と言えます。

このサリチル酸は、弱めではありますがピーリングをする作用を併せ持っています。
毎日使う化粧水ですので、敏感肌の方は控えた方が良い成分でしょう。

敏感肌の大人ニキビにオススメしたいスキンケア用品3選!

敏感肌の大人ニキビにオススメしたいスキンケア用品3選

敏感肌に良い成分と悪い成分は分かったけど、実際にどれを使えば良いか分からない。
そんな方に敏感肌でも使える大人ニキビ用のスキンケア用品を3つご紹介します。

お手頃な価格でお試し出来る物もあるので、ぜひ参考にしてください。

ルナメアAC

ルナメアAC

富士フィルムが培った技術が含まれたスキンケアです。
ファイバースクラブの洗顔は、刺激が苦手な方でも優しく毛穴のつまりを取り除く事が出来ます。

化粧水には大人ニキビの炎症を抑えるグリチルリチン酸が配合されています。
また、ハーバルモイストエキスでお肌の乾燥を防ぎ、大人ニキビの発生を防いでくれます。

そしてノンコメドジェニックのテスト済みなのでアクネ菌が増殖する心配がありません。
また、口コミでは敏感肌の方でもお肌の調子が良くなったとあります。

効果がお手頃な価格でお試し出来るので、一度試してみるのも良いでしょう。

オルビス薬用クリア

オルビス クリアシリーズ

オルビスは、昔から大人ニキビや肌荒れのスキンケア用品として有名です。
このクリアシリーズは、漢方と薬用ケア両方から大人ニキビにアプローチします。

化粧水は100%オイルカットで浸透力がとても良いのです。
また、ノンコメドジェニックテスト済みで、しっとりとしたお肌に整えてくれます。

こちらでも口コミで、敏感肌の方がピリピリせずに使えたとされています。

ラミューテ

ラミューテ

乾燥してしまうお肌に、高い保湿力があるというラミューテ。
ダマスクローズの香りが女性ホルモンのバランスを整え、肌内部から大人ニキビのないお肌を目指します。

口コミでは、化粧水は少しとろみがあり、伸びの良い使い心地とされていました。
また、生理周期で敏感肌になっていた方は刺激なども感じず、お肌の調子が良くなったとあります。

他のスキンケア用品と比べ金額が高いですが、効果を得られている人は多いようです。

>>ラミューテの公式サイトを見てみる。

大人ニキビと敏感肌に正しいスキンケアの仕方は?

大人ニキビと敏感肌に正しいスキンケアの仕方

強くゴシゴシこすったり、1日に何度も洗顔をしてしまうと逆に大人ニキビが悪化したり、敏感肌を余計に傷つけてしまいます。
下記では、敏感肌への正しいお手入れの方法をご紹介しますので、ぜひ試してみて下さい。

敏感肌の朝の洗顔方法

敏感肌の方は、朝は水で洗顔するのがオススメです。
起きた後の肌は乾燥しており、敏感肌の方が泡洗顔をしてしまうと、お肌に必要な油分まで流されてしまいます。

すると、保湿をしてもより乾燥したお肌になってしまう為、大人ニキビが出来やすくなってしまうのです。
とは言え、寝ている最中にもお肌には雑菌が付いているので洗顔は必ず行いましょう。

水で洗顔する方法

1.人肌程度のぬるま湯(30℃~34℃前後)を用意します。
2.手のひらに水をため、顔の中心から外側に向かって洗顔をします。
3.これを10~20回ほど繰り返す
4.タオルで優しく抑える様に拭く

水の温度は冷たすぎると皮脂が解けませんが、熱すぎると必要以上に皮脂を溶かしてしまうので注意しましょう。
また、タオルで強く拭くと敏感肌を余計に傷つけかねないので気を付けて下さい。

敏感肌の夜の洗顔方法

敏感肌の方でも、夜の洗顔は1日の汚れを落とすものなので、洗顔料を使う方法で行います。
水の温度は朝と同じくらいが好ましいと言えます。

また、入浴時に洗顔する場合は洗う順番を意識しましょう。
せっかく洗顔をしたのにトリートメント等が顔についてしまうと、大人ニキビ等の原因になりかねません。

体や髪の毛を洗った最後に洗顔をする様に心がけてみましょう。

洗顔料で洗顔する方法

1.ぬるま湯で顔を濡らします。
2.泡立てネットなどで洗顔料をしっかりと泡立てます。
3.皮脂の出やすいTゾーンから洗います。
フェイスラインや口の周りを洗い、目の周りは特に皮膚が薄いので最後に洗いましょう。
4.ぬるま湯をため、30回ほど優しくすすぎます
5.しっかりと洗顔料が流れたのを確認し、最後は冷水で顔を洗います。
こうする事で毛穴が引き締まり、雑菌などが毛穴に入り込むのを防ぐ事が出来ます。

敏感肌の化粧水のつけ方

朝と夜の洗顔が終わった後は乾燥しない様、すぐに化粧水などでスキンケアをしていきます。
コットンを使う方法もあるのですが、敏感肌の方は摩擦で肌に合わない方もいるので、手とコットンを使い分ける事がオススメです。

化粧水のつけ方

1.500円ほどの量を手に取り、顔全体に馴染ませる様に塗ります。
2.目元などの皮膚が薄い場所は指の腹で優しく押さえるようにして馴染ませましょう。
3.小鼻など手で化粧水が塗りづらい箇所はコットンに化粧水を染み込ませ、優しく押さえるようになじませます。

乳液や美容液も同じ要領でお肌に馴染ませましょう。
お肌を手のひらと化粧水で包み込む様に馴染ませるのがポイントです。

また、パンパンと手のひらでお肌を叩き、化粧水を馴染ませるのは控えましょう。
これは化粧水が浸透するわけでもなく、敏感肌をより傷つけやすい行為となってしまうので注意してください。

しっかりスキンケアをする事で、大人ニキビが出来にくいお肌へ変えていく事が出来ます。

大人ニキビと敏感肌の方が他に心がけたい事

大人ニキビと敏感肌の方が他に心がけたい事

しっかりとスキンケアはしていても、その他の原因から大人ニキビは出来る事は少なくありません。
敏感肌の方が他にも気を心がけたい事を、下記にまとめてみました。

敏感肌は紫外線や日焼けに弱い!大人ニキビが出来ない様に対策しよう

お肌のバリア機能が低下している敏感肌は、健康な肌と比べて紫外線に弱いもの。
紫外線はお肌の細胞にダメージを与え、日焼けやシミ、大人ニキビの原因につながってしまいます。

お外に出る時には日傘を差したり、日焼け止めを塗る等をして対策を取りましょう。

敏感肌と大人ニキビのファンデーションはパウダーがオススメ

敏感肌や大人ニキビの場合、本来は化粧をしないほうが良いのですが、なかなかそうもいきません。
その場合、ファンデーションはパウダータイプの物を使うと良いのです。

パウダーのファンデーションは、リッキドタイプとは違い油分が少なめになっています。
油分が少ないとクレンジングをした時にファンデーションが落ちやすいのです。

洗顔時にお肌への摩擦も減る為、敏感肌や大人ニキビにはオススメでしょう。

栄養のある食事で大人ニキビを予防しよう

大人ニキビを改善・予防していく上で、食事の見直しも欠かせません。
普段から脂っこいものばかりを食べていたり、野菜不足になってしまうと慢性的に大人ニキビになってしまいます。

特に、女性ホルモンを整える作用がある大豆や、お肌に良いビタミンを意識して食べる様に心がけてみましょう。
なかなか食事の改善が出来ない方はサプリメント等で栄養を補うのも方法の1つです。

生活習慣を見直して大人ニキビを予防しよう

生活習慣が乱れてしまうのも大人ニキビの原因の1つです。
睡眠が少ないと成長ホルモンが分泌されず、ターンオーバーの周期が乱れてしまいます。

新しいお肌が生まれて来るのが遅いと、大人ニキビになりやすくなってしまうのです。
また、過度なストレスも敏感肌や大人ニキビの原因につながります。

過度なストレスは男ホルモンが増え、皮脂が過剰分泌されてしまう為、大人ニキビになりやすいのです。
アロマを焚いてみたり、お風呂にゆっくり浸かったりする事でストレスを軽くし、質の良い睡眠をとる事が出来るので大人ニキビの予防に良いでしょう。

生活習慣を見直す事は、大人ニキビの予防に繋がります。

敏感肌と大人ニキビのまとめ

敏感肌と大人ニキビのまとめ

敏感肌の方は、お肌のバリア機能が低下している状態です。
そのため乾燥しやすく、スキンケアをしっかり行わないとすぐに大人ニキビが出来てしまいます。

敏感肌の方は、化粧水や洗顔料などを選ぶ際は成分に気を付けましょう。
刺激が強すぎる硫黄やアルコールを避け、グリチルリチン酸やトコフェロール等、大人ニキビと敏感肌に良い成分を選んでみて下さい。

また、洗顔は1日2回、朝と夜で洗顔方法を変え、洗顔後はすぐに化粧水でスキンケアをしましょう。
敏感肌の方はコットンと手のひらを使い分けて化粧水を塗れば、お肌に刺激も少なく保湿が出来ます。

スキンケアだけに頼らず、日ごろの生活習慣も見直してみると大人ニキビを予防する事も可能です。
出来る事から少しずつ始め、大人ニキビが出来にくい健康なお肌に変えていきましょう。

ご紹介したスキンケア用品はお手軽な価格の物もあるので、一度試してみるのも良いと思います。

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