大人ニキビがある時にファンデーションを使うと、余計に悪くなってしまう気がするという人は多い事でしょう。
毛穴を塞ぐため、大人ニキビに良くないと考える方は多いです。
確かに、毛穴つまりの原因となるファンデーションは、大人ニキビを悪化させてしまいます。
しかし、商品自体が進化しているので、大人ニキビ肌でも大丈夫な物もあるのです。
そこで今回は、大人ニキビがある時はどんなファンデーションを選べばいいのか、説明してきましょう。
大人ニキビに向いているファンデーション
大人ニキビに向いている物、跡に向いているファンデーションと、選び方というのは異なります。
大人ニキビがある場合のファンデーションは、炎症や炎症を抑えてくれたり、保湿してくれるものが良いでしょう。
大人ニキビ跡の場合は、代謝を促進させるものや保湿力が必要になります。
では、大人ニキビがある時のファンデーションの選ぶポイントを見ていきましょう。
大人ニキビに良くない成分が入ったファンデーションは?
大人ニキビがある時は肌が敏感になっているので、一般的に添加物が入っているものは避けましょう。
例えば、合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・合成色素・パラペンが配合されたファンデーションは、良くありません。
大人ニキビ肌を悪化させる成分は、グルタミン酸、グリシン、硫酸塩オキシ、ベンゼンセタノール、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げられます。
どれも肌に刺激を与えてしまうものなので、大人ニキビがなくても刺激によって悪化させる事になるのです。
大人ニキビがある時は、これらの添加物がフリーの肌に優しいファンデーションを使用して下さい。
大人ニキビにはパウダータイプのファンデーションがオススメ
ファンデーションには多くの種類があり、パウダータイプリキッドタイプ、クリームタイプと様々な種類があります。
大人ニキビがある場合は、あまり油分が多いリキッドファンデーションとクリームファンデーションは皮脂に油分が詰まりやすいため向いていません。
大人ニキビ肌に一番良いのは、パウダータイプのサラッとしたものが良いでしょう。
大人ニキビがある場合は、肌表面に過剰な皮脂分泌があるため、毛穴にメイク汚れ皮脂が詰まってしまうのです。
ですから、毛穴に皮脂やメイク汚れが詰まりにくい、パウダータイプが最も適しています。
最近は、パウダーファンデーションでも、ツヤ感のあるタイプやマットタイプなど使用感が異なるものもあります。
リキッドファンデーションは大人ニキビにNG
リキッドファンデーションはパウダーファンデーションよりもカバー力がよく、自然に見えるため人気があります。
しかし、大人ニキビがある時にリキッドファンデーションを使ってしまうと、毛穴の中にメイクの汚れが入ります。
そして、皮脂に皮脂が詰まりやすくなるため、避けた方が良いでしょう。
また、リキッドファンデーションは毛穴の奥まで入り込むため、メイク落としに負担が掛かってしまうからです。
大人ニキビが繰り返し出来てしまうという方は、リキッドファンデーションを使っている方も多くいます。
リキッドからパウダーに変えるだけでも、肌表面がサラッとして毛穴詰まりによる大人ニキビを防ぐ事が出来ます。
クリームファンデーションも大人ニキビに不向き
クリームファンデーションは、リキッドファンデーションよりも保湿力とカバー力が高い、とろりとした質感のものです。
乾燥肌に悩む人や、乾燥しがちな寒い季節に良く使われています。
ファンデーションの中で一番保湿力が高いため、油分もたっぷり含まれているのです。
保湿力はありますが、油分が多く含まれているため、ニキビの悪化、新しいニキビが発生に繋がる場合があります。
ファンデーションは、肌への負担が大きいため、大人ニキビがある所に使用するのは、オススメ出来ません。
大人ニキビや肌トラブルがある時は、油分が多いリキッドやクリームタイプのもの使用は控えた方が良いと言えます。
大人ニキビでも使える市販のファンデーションの選び方
大人ニキビがある時は、自然由来の成分、無香料、低刺激、保湿成分が入っているファンデーションが理想的です。
大人ニキビを優しくカバーするものは、ビタミンC誘導体、甘草エキス(グリチルリチン酸ジカリウム)、ヒアルロン酸、セラミドなど。
ビタミンC誘導体は、抗炎症作用、美白などの作用で、ニキビ・ニキビ跡に効果が期待できます。
甘草エキス(グリチルリチン酸ジカリウム)は、漢方薬などに使用されるなど、高い抗炎症作用と抗アレルギー作用があります。
保湿成分は、高い保湿効果のあるヒアルロン酸とセラミドは、肌を乾燥から守りバリア機能を高める効果があるのです。
敏感肌の大人ニキビにはミネラルファンデーションがオススメ
感肌の方の大人ニキビには、ミネラルファンデーションがオススメとなっています。
肌に密着してカバー力に優れており、紫外線を防止効果もあるので大人ニキビがある時も安心して使えます。
石鹸で簡単にオフでき、つけたまま眠っても大丈夫なほど肌に優しいファンデーションです。
天然鉱物(主にマイカ、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタンなどが原料)で作られており、シリコンや油分を含みません。
大人ニキビや肌に炎症が起きていても使用する事が出来ます。
大人ニキビのファンデーションと化粧品はノンケミカルを選ぼう
最近は、天然植物由来100%のノンケミカルのファンデーションが多く出ています。
大人ニキビがある時は、なるべく無添加で無香料・無着色の肌に優しいものを選ぶと良いでしょう。
朝ファンデーションを付けてから夜メイクを落とすまで、何時間も肌の上にファンデーションを付けているわけです。
なるべく無添加のファンデの方が毛穴に負担が掛からず、大人ニキビを刺激する事がありません。
前述しましたが、ファンデーションの中でもミネラルファンデーションはオススメです。
クレンジング不要で、洗顔料だけで落とす事が出来ます。
そして、大人ニキビをカバーしながら保湿力も高いのでオススメとなっています。
大人ニキビがある時のファンデーションの塗り方
大人ニキビが出来ていても、仕事やお出かけなど化粧をしなくてはならない場面はあるでしょう。
また、ニキビをファンデーションで隠したいと思う人もいますよね。
そんな時は、塗り方に気をつけて大人ニキビが悪化しないようにしましょう。
使用するパフやブラシは、常に清潔に保つ事が大切です。
定期的に洗い、しっかりと乾かしましょう。
メイク落としに使用するクレンジング剤で十分に落ちます。
また、パフやブラシは刺激の少ない柔らかい素材のものを使用しましょう。
リキッドファンデーションなどは、手で直接塗るのもオススメです。
ニキビがある部分は優しく伸ばす等の調整が出来ますから、肌への負担が少なく済むでしょう。
大人ニキビがある時のファンデーションの色選び
大人ニキビがある時は、ファンデーションをワントーン暗めのカラーを選ぶ事がポイントです。
例えば、大人ニキビを隠すためにコンシーラーを使うのも一つの方法と言えます。
今シーズンは非常に油分が強いので、長い間肌の上に付けておくと大人ニキビの負担になってしまいます。
そこで、ファンデーション自体の色を暗めにしておくと、自然と大人ニキビの赤みや炎症をカバーする事が出来るのです。
大人ニキビがある時にベージュ系の明るい色味を選んでしまうと、大人ニキビの赤みが余計に目立ってしまいます。
そして、コンシーラーを使わなければカバー出来なくなってしまうのです。
カラー選びは、暗めでもナチュラルオークルを選ぶと自然に仕上がるでしょう。
大人ニキビとファンデーションのまとめ
今回は、大人ニキビがある時のファンデーションの選び方をご紹介しました。
基本的に、大人ニキビがある時は、毛穴の汚れを洗浄する必要があります。
そのため、油分が多いリキッドやクリームタイプよりも、パウダーファンデーションを選ぶようにしましょう。
そして、大人ニキビの刺激にならないように、香料や着色料、添加物が入っていない自然派のファンデーションを選ぶと良いのです。
ミネラルファンデーションは、クレンジング不要で洗顔料だけで簡単に落とす事が出来ます。
そのため、毛穴の負担にならないのでオススメです。
大人ニキビは紫外線からも守らなければいけませんので、UVカットのあるものを選ぶと良いでしょう。