思春期の頃は、よくおでこにニキビが出来てしまった方も多いでしょう。
しかし、大人になってからのおでこのニキビは、出来る原因が異なります。
そこで今回は、おでこに大人ニキビが出来てしまう原因とその治し方についてご紹介しましょう。
おでこに大人ニキビが出来る原因
トリートメント剤やスタイリング剤が、前髪やおでこに触れることで毛穴を塞ぎ、大人ニキビの原因になるのです。
シャンプー・トリートメント、整髪料など前髪に付くのも、おでこのニキビの原因となります。
そして、睡眠不足や新陳代謝低下は、肌のターンオーバーを遅くするのです。
その他、おでこに大人ニキビが出来る理由を見ていきましょう。
おでこの大人ニキビは前髪による刺激が原因
髪の毛は思っている以上に雑菌が多く、菌がおでこに触れると大人ニキビの原因に繋がります。
汚れも付きやすい場所なので、おでこに触れないように工夫する必要があります。
前髪がおでこに触れると、炎症を起こしニキビになるケースが多いのです。
また、寝るときにうつ伏せですと枕の汚れでニキビになる場合もあります。
ヘアスタイルでは、おでこニキビを前髪で隠すためにワックスなどの整髪料を付けると、さらに悪化してしまうので気を付けなければなりません。
おでこニキビの予防は、シャンプー、トリートメントのすすぎをしっかりする事です。
前髪をいつも清潔にして、おでこに髪が触れないようにすると良いでしょう。
おでこのニキビは気になるのでつい触ってしまいますよね。
しかし、手に付いた雑菌が付くのでやめましょう。
おでこの大人ニキビは生活習慣の乱れが原因
おでこの大人ニキビに悩む方は、生活習慣を見直す必要があります。
食生活の乱れは、脂肪分の多いお肉や揚げ物を多く食べたり、お米やパスタ、うどんなど炭水化物メインの食事になる事。
また、甘いものを沢山食べたり、塩分の摂り過ぎ、添加物の多いコンビニ食や冷凍食品の食べ過ぎもよくありません。
このように食生活が乱れると、便秘やお肌の新しい細胞を作る栄養素が足りずお肌のターンオーバーが乱れ、老廃物が溜まります。
これが、おでこの大人ニキビの原因となるのです。
また、運動が不足すると、血流が悪くなり、新陳代謝が遅れ必要な栄養素が届かず、ニキビが出来やすくなります。
そして、睡眠不足になると交感神経と副交感神経のリズムが乱れ、副交感神経が優位になるのです。
そうすると男性ホルモンの分泌量が増えて、おでこやUゾーン、鼻の下の皮脂分泌が増えニキビが出来やすくなります。
おでこの大人ニキビは間違ったスキンケアが原因
おでこの大人ニキビは過剰な皮脂の洗浄は逆効果になります。
例えば、オイルクレンジングはとても洗浄力が強いものです。
朝の何もメイクしていない状態で使用してしまうと、肌本来に必要な皮脂まで取ってしまいます。
朝の洗顔は、洗い過ぎに気を付けなければなりません。
余分な油分がとれる温度のぬるま湯だけで洗ってあげれば、刺激が少なく余分な油分を洗い流すことが出来ます。
必要な油分を残すためにも、過剰なスキンケアは止めるようにしましょう。
大人ニキビがおでことあごに同時発生する原因は?
大人ニキビの主な原因は乾燥です。
おでことあごの皮脂を過剰に取ると、余計にお肌は乾燥してしまいます。
女性は洗顔をする時には、お肌を傷めないように丁寧にされる方が多いでしょう。
しかし、男性の場合には、強めに洗ってしまう方が多いのです。
汚れが落ちてさっぱりしたい所ですが、洗顔の力加減が強いと、肌の必要な皮脂まで奪い取ってしまっています。
おでことあごにニキビが出来た時は、優しく撫でるように泡洗顔することがオススメ。
そうすれば乾燥することなく、ケアすることが出来るでしょう。
また、女性は便秘になる方が多いですが、便秘も大人ニキビの原因になります。
便秘の主な原因はいくつかありますが、ストレス、腹筋が少ない、運動不足、乱れた食生活、食物繊維不足が挙げられます。
便秘になると老廃物が腸内に溜まり、有害なガスが発生するのです。
それが血液に乗って全身を巡り、大人ニキビの原因になると言われています。
そのため、便秘対策も気を付けた方が良いでしょう。
おでこと顎の大人ニキビはホルモンバランスとストレスが原因
おでこや顎は20歳を越えてから、大人ニキビとして出来る事も多いと言えます。
その原因は様々ですが、ホルモンバランスの乱れが主な原因として挙げられます。
生活習慣などが乱れ、ホルモンバランスが乱れると体内の男性ホルモンが増加します。
そして、男性ホルモンには、皮脂を分泌する働きがあるのです。
それにより、毛穴が詰まりやすくなり、アクネ菌が増殖し大人ニキビが発生します。
またそれ以外にも、髪についた汚れや流しきれていないシャンプーやコンディショナー、整髪料などが原因となっている場合もあります。
おでこや顎のニキビに悩んでいる人は、髪を清潔に保ち肌に着かない工夫をしてみると良いでしょう。
大人ニキビがおでこと頬に同時発生する原因は?
頬は、顔の中でも口周りや額などに比べて皮脂の分泌が非常に少ない場所です。
頬は肌が過度に乾燥することによって、肌のバリア機能が低下してしまいます。
一方、おでこは皮脂分泌が多い場所ですが、乾燥が原因の場合が多いのです。
おでこと頬に大人ニキビが増える場合は、乾燥しないように保湿を重視しましょう。
毛穴に詰まった皮脂がもととなり、アクネ菌が増殖してニキビを作ってしまわないようにしっかり保湿して、過度な皮脂分泌を防ぐようにしてくださいね。
おでこと頬の大人ニキビは肝機能の低下が原因
おでこと頬に大人ニキビが出来る場合は、肝機能が低下している可能性があります。
内臓の異常は、大人ニキビとなって症状が現れる場合が多いと言えます。
特に肝臓は、様々な毒素を体内で分解します。
腸から吸収した栄養素を、体の中で吸収しやすい形に分解・合成し体全体に行き渡らせる機能です。
肝機能が低下する事で、ターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーが乱れる事は、大人ニキビの原因にも繋がるという事です。
また、肝機能が低下し、毒素が溜まった状態になっていると、おでこ・頬の大人ニキビが治りにくくなります。
ニキビを予防・治療するには、生活習慣の見直しが不可欠となるでしょう。
なかなか治らないおでこの大人ニキビの治し方
大人ニキビとして発生するおでこのニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れや髪の汚れなど。
ですから、ホルモンバランスを整える事と、髪を清潔に保つ事が重要です。
また、乾燥によっても皮脂は過剰分泌されるため、保湿をする事も大人ニキビを治すポイント。
それでは、おでこに出来る大人ニキビの治し方を詳しく解説しましょう。
大人ニキビは生活習慣と食生活を整えて治す
大人ニキビの原因は1つではありません。
様々な要因が重なって出来るため、外側のケアだけでは完治は難しいのです。
おでこは皮脂の分泌が多く、思春期ニキビが出来やすい部分。
しかし、大人になってからもおでこにニキビが出来てしまうのは、ホルモンバランスや自律神経が乱れていると考えられます。
ですから、おでこに出来る大人ニキビは生活習慣や食生活を整えて、内側からも治す事がポイントなのです。
規則正しい生活リズムや、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠を取りましょう。
おでこの大人ニキビは市販のニキビ薬で治す
なかなか治らないおでこの大人ニキビや、赤く腫れて炎症を起こしているニキビに対しては、自販のニキビ薬も効果的でしょう。
ニキビに直接塗る軟膏タイプがポピュラーで、効果も高いと言われています。
しかし、ステロイドが含まれた塗り薬には注意が必要です。
ステロイドは、短期的に患部を治すのにとても優れた成分。
しかし、長期的に使用する事はオススメ出来ません。
2~3日塗っても全く効果が見られない場合は、ステロイドによって治るニキビではないという事です。
使用をやめて他の薬に変えてみましょう。
おでこの大人ニキビはビタミンC配合の化粧水がオススメ
おでこの大人ニキビ対策にオススメなのが、ビタミンC配合の化粧水です。
中でも、ビタミンCの浸透力を高めた「ビタミンC誘導体」は、肌の奥までしっかりと届きます。
ビタミンCには、余分な皮脂を抑えて毛穴の詰まりを予防してくれる効果が期待出来るのです。
また、大人ニキビは跡に残りやすいのも特徴の一つ。
美白効果のあるビタミンCは、おでこにニキビ跡が出来るのも防いでくれます。
ストレスをコントロールしておでこの大人ニキビを治す
ホルモンバランスを乱す大きな原因の一つがストレスです。
強いストレスで、体内に男性ホルモンやノルアドレナリンという物質が分泌されます。
男性ホルモンやノルアドレナリンには、皮脂を分泌させる働きや肌を固くする作用があるのです。
皮脂が出やすいおでこは、その影響を受けやすい場所と言えます。
ですから、なるべくストレスを発生させない、感じないようにする事がポイントでしょう。
とは言え、大人になれば社会人になったり結婚をして子育てが始まったりと、どうしてもストレスにさらされる状況は増えてきます。
ストレスを上手く発散し、溜め込まないようにする事でホルモンバランスの乱れを防ぎ、おでこの大人ニキビを予防しましょう。
大人ニキビとおでこのまとめ
おでこの大人ニキビには、ホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥、髪の毛による刺激、汚れの付着など様々な要因が絡んでいることが分かりました。
その他、過度な喫煙習慣、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、メイクによる毛穴づまりも挙げられます。
これらの要因の多くは、食生活の改善や睡眠の質の改善、洗顔・保湿の方法の見直しなどで良くなるでしょう。
日常生活の中の工夫で改善されるものです。
大人になってからもおでこのニキビが出来るような場合は、スキンケア方法や生活習慣を見直してみましょう。