トレチノインはニキビに効く？効果や使い方を紹介！

ニキビやニキビ跡の改善に、「トレチノイン」という薬を使う方法があります。
長年ニキビに悩んでいる人の中には、トレチノインでのニキビ治療を検討している方もいる事でしょう。

アメリカでは、ニキビ治療薬として非常に人気が高いトレチノインですが、本当にニキビに効くのでしょうか。
また、副作用や費用など、心配事が尽きないものです。

そこで今回は、トレチノインの効果や副作用、使い方などをご紹介していきます。
繰り返し出来るニキビに悩んでいる方は、ぜひ参考にして下さい。

ニキビに効くトレチノインの効果は？

トレチノインは、別名「ビタミンA誘導体」と呼ばれています。
食物からビタミンAを摂取するより、はるかに高い効果がある薬です。

なんと、その効果は食物から摂取するビタミンAの約100倍。
ニキビやニキビ跡はもちろん、シミやシワの治療薬としても使われており、海外では「若返りの薬」として人気を集めています。

まずは、ニキビに効くトレチノインの効果を下記でご紹介します。

ターンオーバーの促進効果

一般的に、顔のターンオーバーは、約28日周期で行われるものです。
しかし、このターンオーバーは年齢と共に周期が延び、40代になると約55日も掛かると言われています。

トレチノインには、そんなターンオーバーを強制的に促進させる効果があります。
濃度にもよりますが、ターンオーバーを行うスピードは、なんと通常の約半分。

トレチノインは基底層（きていそう）という皮膚の細胞を活発にし、新しい角質の生成を早める効果があるのです。
ターンオーバーが促進される事で、皮膚の表面にある角質と毛穴を塞ぐ角栓が強制的に剥がれ落ちます。

炎症を起こしたニキビの芯も皮膚の表面に押し出されるため、ニキビが短期間で治るのです。
また、お肌の生まれ変わりが早まる事で、ニキビ跡やシミも徐々に薄くなります。

これが、トレチノインがニキビやニキビ跡に効く理由なのです。

ピーリング効果

トレチノインのターンオーバー促進効果で、強制的に新しい角質が生成されます。
どんどん新しい角質が生成されるので皮膚表面の角質は不要になり、日焼け後の様に薄い皮として剥がれ落ちます。

酸の力で角質を溶かすピーリング剤とは異なる方法ですが、これもピーリング効果と呼ばれています。
古い角質が剥がれ落ちる事で毛穴詰まりが解消されたり、ニキビ跡の改善が出来るのです。

また、毛穴詰まりが解消されると、毛穴に酸素が入り込み、酸素が嫌いなアクネ菌を弱らせる事が出来ます。
これらの作用と体内の免疫によってアクネ菌は早く死滅し、ニキビの炎症が短期間で治るのです。

不要な角質は日焼け後の様にめくれるので、化粧を施しても皮むけが目立ちます。
トレチノインを使う際には必ず起こる症状なので、皮むけが起こっても問題が無いかを事前に確認する必要があるでしょう。

皮脂を抑える効果

脂質の多い食事、ホルモンバランスの乱れ、肌の保湿不足など、皮脂の過剰分泌が起こる原因は沢山あります。
皮脂は少なくても良くありませんが、多過ぎても毛穴詰まりを起こし、ニキビの原因に繋がるのです。

トレチノインには皮脂腺の働きをコントロールする効果があるので、皮脂の分泌を抑える事が出来ます。
このため、上記の原因による毛穴詰まりを予防する事が可能なのです。

ピーリング効果と皮脂のコントロールで毛穴詰まりが無くなれば、ニキビの出来にくいキレイなお肌に近づけるでしょう。

トレチノインが効くニキビの種類は？

一般的なニキビ治療薬は、炎症を起こしたニキビのみに有効な薬がほとんどです。
このため、白ニキビや黒ニキビは、他の薬やスキンケアで改善を行う必要がありました。

トレチノインは、どんな種類のニキビにも効くのでしょうか。
下記では、トレチノインが効くニキビの種類や、ニキビ跡の種類についてご紹介します。

トレチノインはニキビ全般に効く

トレチノインは、炎症の有無に関係なく、ニキビ全般に効きます。
ターンオーバーが促進される事で、毛穴に詰まった白ニキビや黒ニキビを排出する事が出来るのです。

また、炎症を起こしたニキビもターンオーバーの促進で芯を押し出すので、早く治す事が出来ます。
ただし、トレチノインの濃度によって、改善が出来るニキビの種類は変わります。

重度のニキビに悩んでいる方は、高めの濃度を使わなければ改善できない場合があるのです。
逆に、白ニキビや黒ニキビに対して濃度の高いトレチノインを使うと、副作用が強く出る事があります。

トレチノインの濃度に関しては下記でご紹介をしますが、自分のお肌の悩みに合わせた濃度を選択する様にしましょう。

色素沈着したニキビ跡にも効く

スキンケアや薬でニキビを治しても、ニキビ跡が赤や茶色に変色している場合があります。
そんな色素沈着したニキビ跡にも、トレチノインは有効です。

強制的にターンオーバーを促進させる事で、色素沈着した角質を押し上げる事が出来ます。
しかし、トレチノインを使い続けると、だんだんニキビ跡が濃くなります。

これは、ターンオーバーによって色素沈着した角質が押し上げられ、皮膚の表面まで出てきている状態なのです。
その変色した角質が剥がれ落ちる事で、少しずつニキビ跡が薄くなっていきます。

ニキビ跡が目立つ時期が来るので、化粧で隠す手間などが増えます。
しかし、それが落ち着けば、だんだんニキビ跡が薄くなるので、根気よく治療を行う事が大切なのです。

ニキビを治したい！トレチノインはどこで買える？

炎症の有無に関係なく、どんなニキビにも使えるトレチノイン。
薬局などで簡単に手に入れば、長年ニキビに悩んでいる方の強い味方になる薬です。

トレチノインは、どこで買えるのでしょうか。
また、続けやすい価格なのかも気になるところです。

下記では、トレチノインの購入場所や気を付けたい事をご紹介します。

トレチノインは皮膚科でのみ買える

トレチノインは、皮膚科や美容皮膚科でのみ処方される薬です。
残念ながら、薬局や量販店では購入する事が出来ません。

これは、妊娠・授乳中の使用不可、強い副作用など、市販で販売するには安全面が保証できず、厚生労働省の認可が下りていないからです。
さらに、どんな皮膚科や美容皮膚科でも処方してくれる訳ではありません。

処方する場合の制限の多さや副作用の高さから、トレチノインを推奨する医師が少ないのです。
また、トレチノインは保険適用にならず、薬の費用が全額自己負担になります。

これらの事から、他の治療方法を勧める医師が多いのです。
トレチノインでのニキビ治療を強く希望する方は、トレチノインを扱うお近くの皮膚科を探してみましょう。

トレチノインの費用は？

トレチノインの濃度や選ぶ皮膚科によって、費用は変わります。
濃度や使用目的、平均的な価格をまとめると、以下のようになりました。

濃度	使用目的	価格（5g）
0.01％	ニキビ治療、肌を滑らかにしたい人、初心者向け	約2,000円
0.025％	肌が弱い人のニキビ治療、初心者向け	約3,000円
0.05％	0.025％では効果が無かった場合のニキビ治療、ニキビ跡やシミの改善	約4,000円
0.1％	重度のニキビ、ニキビ跡の治療、シミやシワの改善	約5,000円
0.4％	身体のシミ改善、ニキビ治療に使われる事はまずない	約6,500円

※別途で病院の診察料などが掛かります。

美容皮膚科の場合は、ニキビ専用ローションや他の薬をセットで販売する事があります。
この場合はさらに費用が高くなるので、注意が必要です。

気になる方は、カウンセリングで費用や気になる事を相談してみましょう。　　　　　

トレチノインが処方出来ない人がいる

中には、トレチノインが処方出来ない人がいます。
特に、女性の場合は当てはまる方も多いので、注意が必要です。

• 妊娠を希望している方
• 妊娠中の方
• 授乳中の方

これらに当てはまる方は、トレチノインを処方する事が出来ません。
ビタミンAの過剰摂取により、乳児の死亡や奇形児、流産のリスクが高まると言われています。

現に、動物実験では、奇形児として産まれてしまった事例があります。
トレチノイン使用中に妊娠した場合、大半の医師が中絶を勧めるほど、これらのリスクが高いのです。

病院でも必ず妊娠の有無を検査したり、避妊を徹底する様に説明があります。
ニキビ治療をトレチノインで行う場合、使用中・使用の前後1か月は、必ず避妊をして下さい。

妊活とニキビ治療を一緒に考えている方は、トレチノイン以外のニキビ治療を検討した方が良いでしょう。

個人での購入には気を付けよう

実は、トレチノインはネット通販で購入する事が出来ます。
皮膚科で処方されるトレチノインと比べて価格が半額程度なので、気軽に購入しやすいものです。

しかし、ネット通販で販売されているトレチノインは、海外で処方されている薬を輸入代理店が輸入したもの。
外国人の肌質に合わせてあるので、私たち日本人には効果が強すぎたり、健康に害を及ぼす可能性があるのです。

日本の皮膚科などで処方されるトレチノインも輸入品ですが、これは医師が日本人の肌質に合わせて独自に調合をし直しています。
輸入品そのままのトレチノインは安全性が保障されていないので、「ニキビが悪化した」と言う事もあるかも知れません。

個人で購入する場合は全て自己責任になるので、極力避けた方が良いでしょう。
安心・安全にニキビを改善したいと考えるのであれば、皮膚科で処方してもらう事をオススメします。

トレチノインに近い成分の化粧品や薬はある？

厚生労働省の認可が下りていないため、トレチノインが薬局などで販売される事はありません。
さらに、薬価が全額自己負担となれば、経済面などの理由で続ける事が難しいものです。

「仕事や家事が忙しくて病院に行けない」、「ニキビにあまりお金を掛けたくない」
そんな方にオススメなのが、市販や保険適用で買える「トレチノインに近い成分」です。

下記では、トレチノインに近い成分の化粧品や薬についてご紹介します。

レチノール配合の化粧品がオススメ

レチノールとは、ビタミンAの1種です。
ビタミンAには、ターンオーバーの促進や、肌内部のコラーゲンを増やす作用があります。

そんなビタミンAに「浸透力」「即効性」「成分の安定性」を人工的に改良したのが、トレチノイン（ビタミンA誘導体）です。
トレチノインが医薬品であるのに対し、レチノールは化粧品に分類されるので、市販でも購入が出来ます。

レチノールの効果は、トレチノインと比べると1/50～1/100程ですが、その分副作用も少なく安全に使う事が可能です。
レチノールが配合された化粧品を毎日使えば、ターンオーバーが促進され、ニキビやニキビ跡を安全に改善する事が出来るでしょう。

また、皮脂の過剰分泌を抑える働きもあるので、ニキビの予防にもオススメです。
レチノール配合化粧品の相場は、2,000～7,000円程なので、気になる方は薬局やネットで探してみましょう。

ディフェリンゲルがオススメ

ディフェリンゲルは、「アダパレン」という成分を配合した処方箋医薬品です。
このため、病院で処方してもらう必要があります。

しかし、保険適用が可能なので、費用を少なく抑える事が可能です。
ディフェリンゲルの成分はトレチノインに似ており、軽いピーリング効果があります。

ただし、トレチノインはターンオーバーの促進効果がありますが、ディフェリンゲルはその真逆。
あえてターンオーバーを遅くさせるのです。

ピーリング効果で皮膚を薄くし、毛穴詰まりやニキビの芯を排出させるという仕組みを用いています。
ディフェリンゲルはピーリング効果が弱いため、トレチノインと比べると、ニキビの改善が出来るまでに時間が掛かります。

ですが、価格は約430円（3割負担）※なので、とても継続がしやすくオススメな薬なのです。

※皮膚科の診察料や薬剤料が別途で必要となる他、2年に1度は薬価改定があるので、上記の価格と異なる事があります。

トレチノインでニキビが悪化する人がいる？

ニキビやシミの治療に高い効果を発揮するトレチノイン。
ですが、トレチノインを使った方の中には「ニキビの悪化した！」という方がいます。

このため、不安になって途中でトレチノインの使用を止めてしまう方もいるのです。
実は、不規則な生活習慣を送っている方は、ニキビが一時的に悪化してしまう事があります。

下記では、トレチノインでニキビが悪化する理由をご紹介します。

お肌のバリア機能低下によるニキビ

トレチノインのピーリング効果により不要な角質が剥がれると、お肌は一時的にバリア機能が低下した状態になります。
お肌のバリア機能が低いと、髪の毛や衣類の擦れなど、通常であれば問題が無い外部刺激でニキビが出来るのです。

トレチノインの使用中にニキビが出来ると、「使用を止めた方が良いのでは？」と不安になる方も多いと思います。
しかし、自己判断で使用を止めると、新しい角質が生成されない状態で皮だけ剥けてしまい、余計にニキビの悪化を招きます。

新しく出来たニキビもトレチノインを使い続ける事で改善されるため、まずは使い続ける事が大切なのです。
とは言え、新しいニキビを作らない工夫も行いましょう。

髪の毛をまとめる、肌触りの良い素材の衣類を身に着けるなどの工夫をする事がオススメです。
その他、外部刺激からお肌を保護するために、スキンケアもしっかり行いましょう。

蓄積した老廃物によるニキビ

体内の健康維持に必要の無い物質は、老廃物として尿や汗から排出されます。
しかし、不規則な生活習慣が続くと、老廃物が多くなるため、排出が間に合わず、だんだん蓄積されていきます。

汗として排出されるはずの老廃物が、ターンオーバーで皮膚表面に押し上げられ、ニキビとして姿を現すのです。
これも先程と同じく、自己判断でトレチノインの使用を止めると、ニキビの悪化を招きます。

ターンオーバーによって生じた一時的な反応なので、トレチノインを使い続ければ解消する事が出来ます。
突然の事で驚くと思いますが、この様な症状が出る可能性がある事も認識しておきましょう。

ただし、そのまま不規則な生活を続けていると、老廃物は常に体内に蓄積されてしまいます。
栄養バランスの整った食事や適度な運動など、老廃物が溜まらない様な生活を心がけましょう。

ニキビに効くトレチノインの副作用は？

ニキビやニキビ跡はもちろん、シミやシワにも高い改善効果があるトレチノイン。
エイジングケアとニキビケアの両方が出来るので、大人ニキビに悩む方には非常に嬉しい薬です。

しかし、高い改善効果があるからこそ、副作用が起こるリスクも高くなります。
実は、トレチノインの使用中は、ほとんどの方が副作用を起こしています。

その副作用を乗り越えると、少しずつニキビやシミが改善されるのです。
下記で、ニキビに効くトレチノインの副作用を確認してみましょう。

トレチノインの主な副作用

トレチノインの副作用は、強制的にターンオーバーを促進させる事で発生するものです。
使用開始から約1～2週間程度、個人差はあれど誰でも現れる副作用なので、あらかじめ認識しておきましょう。

トレチノインの主な副作用は、以下のものが挙げられます。

• 痒み
• 痛み
• 炎症
• 乾燥
• 落屑（らくせつ）

※落屑（らくせつ）とは、日焼後の様に皮が剥がれる事です。

どうしても痒みや乾燥が耐えられず、トレチノインの使用を自己判断で止めてしまう方もいます。
しかし、自己判断での使用中止はお肌に悪影響を及ぼす事もあるので、まずは医師に相談しましょう。

また、これらの副作用はトレチノインの濃度によって変わります。
ニキビ治療に使う0.01～0.025％のトレチノインであれば、炎症や落屑（らくせつ）はあまり無いようです。

こんな副作用が出た時は使用を止めよう！

トレチノインを使用する以上、ある程度の副作用は仕方がありません。
しかし、以下の副作用が出た時はすぐに使用を中止し、必ず医師の診察を受けて下さい。

• 出血、血が滲む
• 浸出液が出た
• 湿疹が出た
• 耐えれない程の痒みや痛み

出血や浸出液は、重度な火傷や切り傷など、皮膚が酷いダメージを受けている時に出る症状です。
トレチノインを続けても改善される事は無く、ニキビ治療どころか、ボロボロのお肌になる可能性があります。

この場合はトレチノインでのニキビ治療は難しいので、他の治療方法に切り替える事をオススメします。
また、耐え難い痒みや痛みは、掻きむしる事でお肌が傷付き、炎症やシミの原因に繋がります。

この場合は、トレチノインの濃度を下げる、使用頻度を減らすなど、医師から指示があるので、それに従いましょう。

ニキビに効くトレチノインの使い方・注意点は？

トレチノインは間違った使い方をすると、ニキビの悪化やお肌がボロボロになる事があります。
そんな後悔をしないためにも、トレチノインは用法・用量を正しく守って使う事が大切です。

下記では、ニキビに効くトレチノインの使い方や注意点をご紹介します。
副作用が起こる辛さはありますが、正しく使ってニキビやニキビ跡を早く治しましょう。

東大式・トレチノインの使い方

東大病院にて推奨されているトレチノインの使用方法を、「東大式」と呼びます。
これは、トレチノインの他に、美白作用のあるハイドロキノンを使ってニキビ治療を行う方法です。

ニキビやニキビ跡はもちろん、シミやシワにも効果がある方法なので、人気を集めています。

東大式・トレチノインの使い方

これらを、1日2回、朝と夜に行います。
お肌の乾燥やツッパリが気になる方は、医師に相談すれば必要に応じてオイルや保湿剤が処方されます。

少し費用は高くなりますが、この東大式治療を行う美容皮膚科は多くあります。
気になる方は、お近くの病院で行っているかを調べてみましょう。

トレチノイン使用時のスキンケア方法

トレチノイン使用時は、敏感なお肌を守るため、スキンケアをしっかり行いましょう。
化粧水は、ビタミンC誘導体が配合された商品がオススメと言わています。

これは、トレチノインがお肌に浸透しやすくなり、よりニキビの改善に良い効果が得られるからです。
しかし、保湿力に特化した化粧水でも問題はありません。

トレチノインを使用する時は、以下の方法でスキンケアを行うと効果的です。

乳液やクリームは油分が多いため、最初に塗るとトレチノインの効果が半減してしまいます。
このため、最後に塗る方が効果的なのです。

ただし、乳液やクリームを塗る際は、トレチノインが他の部位まで広がらない様に注意して下さい。
トレチノインを使う時は、ニキビ用のスキンケア用品を使う事もオススメです。

トレチノイン使用時の注意点

トレチノイン使用時の注意点は、以下の通りです。

外部刺激からお肌を守る

トレチノインを使うと、一時的に敏感肌になります。
そこに外部刺激を与えると、お肌は強く炎症を起こし、ニキビが出来る事があるのです。

炎症や新しいニキビはシミとして残る事もあるので、トレチノイン使用中は外部刺激を与えない様に気を付けましょう。
髪の毛をまとめる、柔らかい素材のタオルを使うなど、お肌に刺激を与えない工夫を行って下さい。

また、紫外線も同じくお肌に刺激を与えるので、日焼け対策は必ず行う様にしましょう。

冷蔵庫で保管する

トレチノインは、熱や光によって成分が変化します。
このため、使用後はしっかりと蓋を閉め、冷蔵庫で保管をしましょう。

また、トレチノインは使用期限が短く、2～3か月程で成分が変化します。
このため、定期的に病院に通って新しい物を購入する必要があります。

まだ残っているから、と安易な気持ちで期限切れの物を使わない様にして下さい。

ニキビに効くトレチノインのまとめ

トレチノインは炎症の有無に関係なく、どんなニキビにも効く薬です。
また、ニキビ跡やシミ、シワの改善も出来ます。

保険適用が無いので費用は掛かりますが、ニキビの改善に高い効果があるでしょう。
しかし、ニキビの改善に高い効果がある反面、副作用も強く現れます。

日焼け後の様な皮むけや乾燥、お肌の赤みなどの副作用が起こるのです。
また、妊活、妊娠中などは使用不可など、条件も多くあります。

このため、本当に自分に合っている治療方法なのかを考える事が大切です。
トレチノインの費用や強い副作用が心配な方は、まずはスキンケア用品をニキビ対策が出来る物に変えてみると良いでしょう。

比較的費用も安く、副作用の心配も少なくニキビケアが出来るのです。
ニキビ治療は、経済面や安全性、改善効果なども含めて検討してみましょう。