近年、食品や化粧品の安全性が社会で指摘されるようになり、「オーガニック」という言葉を耳にする機会が多くなりました。
実際に、食品や化粧品にオーガニック製品を取り入れている方は多いと思います。
今では歯磨き粉にもオーガニック製品が販売され、だんだん注目を集めています。
オーガニック歯磨き粉は普通の歯磨き粉と比べ、どのような違いや良さがあるのでしょうか。
今回は、小さなお子様から大人まで安心して使えるオーガニック歯磨き粉の効果についてご紹介をします。
おすすめのオーガニック歯磨き粉もランキングでご紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。
オーガニック歯磨き粉とは?特徴と疑問
オーガニック歯磨き粉は、天然由来の成分で作られた歯磨き粉のこと。
一般的な歯磨き粉と同様に、虫歯や歯周病の改善・予防効果があります。
では、オーガニック歯磨き粉と一般的な歯磨き粉は何が違うのでしょうか。
下記では、オーガニック歯磨き粉の特徴や疑問について解説をしていきます。
オーガニック歯磨き粉にどのような魅力があるのか、さっそく下記で見てみましょう。
子どもにも安心して使える
まだ小さな子どもは、「うがい」や「ゆすぎ」が一人では出来ません。
歯を磨いているうちに、歯磨き粉を飲み込んでしまう事が多々あるものです。
そんな歯磨き粉に化学物質が沢山含まれてたら、とても心配になることでしょう。
実際、虫歯予防に効果のあるフッ素は、体内に摂取し過ぎる事で「フッ素症」と言う病気になる事もあります。
また、一般的な歯磨き粉には防腐剤などが配合される事が多いため、子どもの身体にどの様な影響があるか分からないのです。
しかし、オーガニック歯磨き粉であれば、これらの心配が要りません。
天然由来の成分で作られているため、小さな子どもが飲み込んでしまっても害が無く安心なのです。
安心して使える事が、オーガニック歯磨き粉の最大の特徴であり魅力と言えるでしょう。
味蕾(みらい)を傷めない
味蕾(みらい)とは、舌や喉の知覚にある「味覚」を感じる小さな器官のことです。
人間の舌には、約5千~1万個もの味蕾があると言われています。
その味蕾に傷をつけてしまうのが、歯磨き粉に配合される合成界面活性剤。
歯磨きの洗浄力を高めるために配合される成分なのですが、刺激が強過ぎる故に味蕾を傷つけてしまいます。
つまり、味蕾が傷むと味覚音痴になる可能性があるのです。
「大人になると味覚が変わる」とよく聞きますが、実はこの原因の1つには味蕾がダメージを負っている事が関係しています。
味蕾は年齢と共に数が減りますが、歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤はその減少スピードを速めてしまうのです。
しかし、オーガニック歯磨き粉は合成界面活性剤不使用のため、味蕾を必要以上に傷つける心配がありません。
これらは、天然由来の成分で作られているからこその特徴と言えるのです。
研磨剤・発泡剤を不使用
オーガニック歯磨き粉は、研磨剤や発泡剤不使用な事も特徴として挙げられます。
一般的な歯磨き粉には、歯磨きをサポートするために研磨剤や発泡剤を配合しています。
研磨剤は歯を研磨する事で歯垢や着色汚れを落とし、発泡剤は泡立つ事で成分を口内全体に広げると言う役割があります。
これだけを聞くと良い成分なのですが、実は知っておきたいデメリットもあるのです。
まず、研磨剤はエナメル質まで削ってしまうと言うデメリットがあります。
エナメル質が削られると、知覚過敏や虫歯が発生しやすくなるのです。
また、発泡剤は泡立ちの良さから「しっかり磨けた」と錯覚してしまいます。
しかし、実際には歯垢が残っており、これを原因に虫歯が発生・進行してしまうのです。
オーガニック歯磨き粉は研磨剤や発泡剤が不使用なので、これらの心配がありません。
大切な歯を傷めずに歯磨きができ、虫歯や歯周病の予防にとても良い効果があるのです。
防腐剤・酸化防止剤を不使用
防腐剤や酸化防止剤は、歯磨き粉の腐敗を防ぐために配合されている成分です。
しかし、これらは私たちの身体に良い成分とは言えません。
これらの添加物が配合された歯磨き粉を常に使用していると、成分がだんだん体内に蓄積
されてしまいます。
歯磨き粉を飲み込んでいなくとも、口内に残ったこれらの成分が唾液と一緒に体内に取り込まれてしまうのです。
これらの添加物を大量に摂取すると、臓器障害や発がんのリスクが高まると言うデータがあります。
歯磨き粉で深刻な被害が出たと言うケースは殆どありませんが、できれば避けたい成分なのです。
オーガニック歯磨き粉は、防腐剤や酸化防止剤不使用の物が多く販売されています。
天然由来の成分を使用しているので、飲み込んでも体に害が無いのです。
ただし、オーガニック歯磨き粉の中にはこれらの添加物を使用している商品もあります。
小さなお子様と一緒に使用する場合は、成分を確認してから購入する様にしましょう。
ホワイトニングは出来る?
オーガニック歯磨き粉には、ホワイトニング効果を得られる商品もあります。
ホワイトニング効果を得たい方は、成分一覧に「シリカ」と記載された商品を選びましょう。
一般的な歯磨き粉は、研磨剤で着色汚れを落としたり、ホワイトニング成分で歯をコーティングする事でその効果を発揮します。
しかし、これらの成分は化学物質のため、体内に入ると有害となる恐れがあります。
また、エナメル質を余計に傷つけるため、知覚過敏などの原因になる可能性もあるのです。
一方、シリカは体内にも存在し、爪や骨、髪の毛などを形成する成分の1つ。
天然由来の研磨剤なので、誤って体内に入っても害になる心配がありません。
一般的な歯磨き粉と比べるとホワイトニング効果は低いのですが、毎日使う事で歯の着色汚れを除去する事が出来るのです。
オーガニックだから味覚も良い?
歯磨き後に何かを飲食すると、いつもと違う味に感じる事があります。
ただのお茶ですら、「まずい!」と感じる事があるものです。
これは、歯磨き粉に含まれる香味(主にミント)が口内に残っているためだと言われています。
また、歯磨き粉に配合されている合成界面活性剤の成分によって、味蕾がダメージを受けている事も原因の1つです。
オーガニック歯磨き粉には合成界面活性剤が含まれていないので、歯磨き後の味覚に違和感を覚える事はありません。
仕事や外出先での歯磨きに使用すると、その後の飲食が苦になる事が無くなるでしょう。
基本的に歯磨き後に飲食する事は少ないと思いますが、これもオーガニック歯磨き粉の特徴の1つと言えるのです。
ホワイトニングや口臭に効く!オーガニック歯磨き粉3選
近年では、薬局でも販売されるオーガニック歯磨き粉ですが、正直なところどれを選べば良いのかが分かりにくいものです。
オーガニック歯磨き粉は、虫歯や歯周病の予防、ホワイトニング効果など「何に特化しているのか」で選ぶと良いでしょう。
今回は、ホワイトニングや口臭に効果のあるオーガニック歯磨き粉を3つご紹介します。
歯を白くする効果はもちろん、虫歯や歯周病にも効く歯磨き粉ばかりなので、ぜひチェックしてみて下さい。
1位:ははのは
製薬会社と共同開発したオーガニック歯磨き粉「はははのは」。
研磨剤や発泡剤、合成界面活性剤などの添加物が不使用のオーガニック歯磨き粉です。
硬くも緩くもないジェルが歯の隙間に入り込み、黄ばみの原因に効果を発揮します。
「はははのは」は、オーガニック歯磨き粉の中でも、ホワイトニングに特化しています。
天然ホワイトニング成分の「パパインエキス」をはじめ、天然の界面活性剤とも言われる「ソープナッツ」を使用。
ただステイン汚れを落とすだけではなく、タンパク質汚れも浮かび上がらせてスッキリと除去します。
そして、完全無農薬で栽培した10種類のオーガニック成分が歯の表面をコーティングし、黄ばみ汚れや虫歯菌から大切な歯を守るのです。
はははのは
内容量 | 30g |
通常価格 | 3,500円(税込・送料270円別途) |
初回価格 | 1,980円(税込・送料無料) |
2位:ヴェレダ 歯磨きハーブ
ヴェレダ歯磨きハーブは、100年近く続くスイス生まれのオーガニックブランド「ヴェレダ」が販売する歯磨き粉です。
発泡剤はもちろん、合成保存料や着色料、合成界面活性剤などを一切使用していません。
抗炎症効果のあるミルラエキスやカミツレ花エキスを配合する事で、歯周病や口臭をしっかりと防ぎます。
また、配合された天然の研磨剤シリカがステインやタンパク質汚れを除去し、虫歯を予防します。
オーガニック歯磨き粉らしく、フレッシュなミントの香りが特徴的です。
しかし、白と緑の爽やかなパッケージとは裏腹に、中身のジェルは半透明のピンク色。
最初は驚きますが、ほのかな甘酸っぱさを感じるミントの香味は、爽快感が苦手な方にオススメでしょう。
歯磨き後の歯のツルツル感とスッキリ感は、一般的な歯磨き粉に引けを取りません。
ヴェレダ 歯磨きハーブ
内容量 | 75ml |
価格 | 1,080円(税込) |
3位:シーオーメディカル L’medica シャインホワイト
シーオーメディカルのL’medica(ルメディカ)シャインホワイトは、植物由来の力でホワイトニングを行うオーガニック歯磨き粉です。
従来のホワイトニング歯磨き粉には無かった虫歯や口臭予防にも効果が期待できます。
安心して毎日使うものだからこそ、研磨剤、発泡剤、漂白剤を使用していません。
ただし、保存料や香料は配合しているので、完全無添加にこだわる方は避けた方が良いでしょう。
配合されたポリリン酸Naをが歯の着色汚れを落とし、スッキリと白い歯に導きます。
また、カモミラエキス、ハマメリエキス、ローズマリーエキスなどが歯の表面をコーティングし、大切な歯を虫歯や汚れから守ります。
ほんのり甘く爽快感も少ないので、時間を掛けて歯を磨く事が出来るでしょう。
シーオーメディカル L’medica シャインホワイト
内容量 | 80g |
通常価格 | 3,510円(税込・送料648円別途) |
初回価格 | 3,218円(税込・送料無料) |
>>シーオーメディカル L’medica シャインホワイトを見てみる。
子供にも使えるオーガニック歯磨き粉おすすめ2選
いくら安心・安全なオーガニック歯磨き粉と言えど、多少のアルコールなどを配合している商品がいくつかあります。
子供は味覚が敏感なため、それらの歯磨き粉の使用を嫌がったりするものです。
そこでここからは、アルコールなどを含まないオススメのオーガニック歯磨き粉を2つご紹介します。
小さなお子様と一緒に使うオーガニック歯磨き粉を探している方は、ぜひチェックしてみて下さい。
1位:ヴェレダ 歯みがき子供用
ヴェレダ歯みがき子供用は、穏やかな作用の天然成分だけを使用したオーガニック歯磨き粉です。
ヴェレダが磨きハーブ(大人用)と違う点は、天然の研磨剤「シリカ」の成分が、穏やかな効果になっていること。
また、クラメリアトリアンドラ根エキス(抗炎症成分)が入っていない事も違いとして挙げられます。
デリケートな乳歯を傷つける事なく歯垢を除去し、虫歯予防が出来るのです。
ただし、ヴェレダ歯みがき子供用は歯磨き後にゆすぎを行う事を推奨しています。
お子様に使用させる際は、ゆすぎがある程度できる様になってからにしましょう。
香味は、爽快感の少ないフェンネルとミント味。
ほんのりと甘みがあるので、爽快感が苦手なお子様でも使う事が出来ます。
ヴェレダ 歯みがき子供用
内容量 | 50ml |
価格 | 864円(税込) |
2位:アロベビー 歯みがきジェル
アロベビー歯磨きジェルは、歯の生え始めた赤ちゃんにも使えるオーガニック歯磨き粉です。
まだ「ゆすぎ」が出来ないお子様に使用しても問題はありません。
アロベビー歯みがきジェルは、虫歯予防に効果のある天然成分キシリトールを配合しています。
また、歯周病に効果のある乳酸菌(クリスパタス菌)を配合し、まだ弱いお子様の歯をしっかりと守ります。
ジェルタイプなので奥歯の隅々まで歯磨き粉が広がり、効果的に虫歯予防を行う事が可能です。
100%食品由来の成分かつ、日本製と言う点も安心できる良いポイントと言えます。
お子様が喜んで使えるように、ほんのり甘いオレンジ味を採用しています。
毎日お子様と一緒に楽しく虫歯予防を行う事が出来るでしょう。
アロベビー 歯みがきジェル
内容量 | 50g |
通常価格 | 1,566円(税込・送料648円) |
初回価格 | 783円(税込・送料無料) |
おすすめのオーガニック歯磨き粉のまとめ
オーガニック歯磨き粉は、天然由来の成分で作らた歯磨き粉のことです。
大きな特徴としては、研磨剤や発泡剤、合成界面活性剤などの添加物を配合していない事が挙げられます。
歯と歯茎、味蕾などに余計な負担を掛ける事なく、しっかりと歯を磨く事が出来ます。
誤って飲み込んでしまっても安全なので、小さなお子様やお年寄りの方にもオススメです。
虫歯予防に良いフッ素は配合していませんが、しっかりと歯を磨く事で虫歯や歯周病の予防が出来るでしょう。
今回は、口臭やホワイトニング効果がある大人用のオーガニック歯磨き粉と、小さなお子様でも使えるオーガニック歯磨き粉をご紹介しました。
オススメのランキングで気になった商品があった方は、ぜひ公式HPで詳細を確認してみましょう。
この記事をきっかけに、気に入ったオーガニック歯磨き粉が見つかれば幸いです。
オーガニック歯磨き粉で、虫歯や歯周病のない健康な歯を保ちましょう。