しっかりお手入れを行っているつもりでも、いつの間にか現れるニキビ。
潰れてニキビ跡になると厄介なので、刺激を与えないように気を使うものです。
しかし、女性は外出時にメイクを行う事が多いため、どうしてもニキビに刺激を与えてしまうもの。
刺激を避けるためとは言え、仕事や大切な行事がある日にスッピンで出かける訳にはいきません。
「本当は化粧も良くないのでは?」と思いながら、メイクを行う方は多い事でしょう。
そこで今回は、ニキビが出来た時の化粧方法などをご紹介していきます。
併せて、化粧品の選び方なども解説をするので、ニキビに悩んでいる方はぜひ参考にして下さい。
そもそもニキビ肌はメイクをしても良いの?
結論から先に言うと、ニキビ肌でもメイクを施して大丈夫です。
ただし、化粧品の成分にこだわったり、極力刺激を与えない工夫が必要になります。
メイクやスキンケアの方法次第で、ニキビは良くも悪くもなるのです。
ニキビ肌にメイクを施すメリット・デメリットをまとめると、以下の様になりました。
【メイクをするメリット】
- 紫外線やホコリなどの外部刺激からお肌を守る
- 化粧品の成分にこだわれば、ニキビの改善・予防が出来る
【メイクをするデメリット】
- 洗い残したメイクが毛穴に詰まり、ニキビが増える可能性がある
- メイクブラシやパフがニキビを刺激し、炎症を悪化させる可能性がある
化粧でニキビが悪化すると言われるのは、メイクを施す際の刺激やクレンジングの残りなどが原因です。
ニキビを悪化させないメイク方法を身に付け、キレイなお肌で過ごせる様になりましょう。
ニキビを悪化させない化粧品の選び方
ニキビや肌荒れなど、様々な肌トラブルをカバーできるメイク。
しかし、使う化粧品によっては、ニキビが悪化し、化膿する事があります。
また、メイク方法が間違っていると、返ってニキビが目立ってしまうものです。
気になるニキビを隠すための化粧品は、ニキビを労わる成分を中心に選びましょう。
下記では、ニキビを悪化させない化粧品の選び方について解説をしていきます。
化粧品は薬用の商品がオススメ
薬局やデパートなどでメイク道具を見ている時、よく目にするのが「薬用」という文字。
「普通の化粧品と薬用化粧品は、何が違うの?」と疑問を抱く方も多くいる事でしょう。
薬用化粧品とは、厚生労働省が認可した有効成分が配合された化粧品の事です。
メーカーによっては、「医薬部外品」と表記される場合もあります。
普通の化粧品よりも美容に効果があり、肌荒れやシミなどを防ぎます。
また、一定量の殺菌成分も配合されているので、ニキビの改善・予防が出来ます。
このため、ニキビ肌のメイクには薬用化粧品がオススメなのです。
その他、ニキビ肌の化粧品は「ノンコメドジェニック」と記載された物を選ぶと良いでしょう。
ノンコメドジェニックとは、ニキビが出来にくい油を使っている表記です。
化粧品の油分がニキビ悪化の原因にもなるので、そのようなトラブルを極力減らす事が出来ます。
保湿成分を配合した化粧下地を選ぶ
季節や空調などの様々な原因で、お肌はだんだん乾燥します。
お肌は乾燥すると皮脂を多く分泌し、毛穴詰まりやニキビの原因になります。
このため、ニキビ肌の方は、以下の保湿成分を多く配合した化粧下地を選ぶと良いのです。
【オススメの保湿成分】
- グリセリン
- セラミド
- ヒアルロン酸
- エリスリトール
その他、ニキビ肌の方は、油分や刺激の少ないサラっとしたテクスチャーの化粧下地を選んでみましょう。
ニキビ肌の方に意外と多いのが、「オイリー肌だと思っていたら、実は乾燥による皮脂だった」と言うもの。
スキンケアと下地で保湿を行えば、ニキビの予防とメイク崩れの対策が出来るのです。
コントロールカラーの化粧下地を選ぶ
ニキビやクマを隠すため、コントロールカラーの下地やコンシーラーを使う方は多いと思います。
しかし、コントロールカラーは合わない色を使うと、ニキビが浮いて目立つ原因になるのです。
隠したい肌トラブルに合った色を使い、上手にニキビを隠しましょう。
【ニキビを隠すコントロールカラー】
・グリーン系
お肌の赤みを抑え、透明感を出す効果がある
特に、赤ニキビ・ニキビ跡を隠す時にオススメ
・イエロー系
日本人の肌に一番合う色なので、失敗しにくい
紫がかったニキビ・ニキビ跡を隠す時にオススメ
・ピンク系
血行の良い、健康的なお肌に見せる効果がある
デコボコのニキビ跡を隠す時にオススメ
この他にもコントロールカラーは沢山ありますが、ニキビ肌の方は上記の3種類から選ぶと良いでしょう。
選ぶ色によってメイクの仕上がりが変わるので、自分の肌色や用途に合った下地を選んでみて下さい。
ファンデーションはパウダータイプを選ぶ
夏はパウダー、冬はリキッドなど、季節によってファンデーションを使い分ける方は多いと思います。
しかし、ニキビ肌の方は季節に関係なく、パウダーファンデーションの使用をオススメします。
なぜなら、パウダータイプは比較的油分が少なく、ニキビへの刺激を最小限に抑える事が出来るからです。
リキッドやクリームタイプは密着性が良いものの、油分が多いため、毛穴を詰まらせる原因になります。
また、クレンジングをしてもお肌に残りやすく、ニキビが悪化する可能性があるのです。
しっかりメイクを落とすためとは言え、洗浄力の強いクレンジング剤はニキビ肌に良くありません。
一方、パウダータイプはクレンジングで落としやすいので、ニキビに余計な刺激を与えずに済みます。
汗や皮脂を吸い崩れやすいと言うデメリットはありますが、こまめに化粧直しを行うなどの工夫をして使ってみましょう。
ベースメイクは添加物を避ける
下地やファンデーションは、メイクの最初に使い、直にお肌に付けるものです。
化粧品の中でも、「特にお肌に影響を与えるもの」と言っても過言ではありません。
ニキビを悪化させないために、以下の添加物を避けてみましょう。
【避けるべき添加物】
- パラベン
- アルコール
- 香料
- 紫外線吸収剤
特に、ニキビ肌の方は、パラベンと紫外線吸収剤を避けた方が良いでしょう。
パラベンとは、石油を精製して作った防腐剤のことです。
化粧品を長持ちさせるために使われていますが、お肌に良い物ではありません。
また、紫外線吸収剤は皮膚への負担が大きく、肌荒れやニキビ悪化の原因に繋がります。
紫外線吸収剤よりは、紫外線散乱剤を配合したベースメイク用品を選ぶと良いでしょう。
化粧品は、配合量の多い成分から順に記載されています。
これらの成分が、一覧の上位に記載されていないかをチェックしてみましょう。
ニキビを隠したい!オススメの化粧品3選
上記では、ニキビを悪化させない化粧品の選び方などをご紹介しました。
しかし、様々なメーカーから多くの化粧品が販売されているため、どれを使えば良いのかが分からないものです。
そこで、下記では目立つニキビを隠くす化粧品を3つご紹介します。
メイクもニキビケアも出来る化粧品ばかりなので、ぜひ参考にして下さい。
また、ネット注文が出来るメーカーも多いので、わざわざ外に買いに行く必要もありません。
気になる方は、公式HPをチェックしてみましょう。
オルビス 薬用 クリアデイケアベース
薬用クリアデイケアベースは、ニキビケアとメイクを同時に行える化粧下地です。
ニキビケアとして人気の高い「薬用クリアシリーズ」と、同様の成分を配合しています。
クッション性の高い膜がフワリとお肌を包み、崩れ知らずのメイクが1日中続くでしょう。
その他、SPF28/PA+++で、ニキビ肌を紫外線からしっかりガードします。
さらに、アレルギーテストやノンコメドジェニックテスト済みで、お肌が弱い方でも安心して使えます。
また、ニキビに刺激を与える香料や油分は入っていません。
どんな肌色の方でも使いやすい様に、ピンク味のあるベージュを採用しています。
プチプラなので、メイク初心者や男性の方にもオススメ出来る化粧品です。
オルビス 薬用クリアデイケアベース
有効成分 | グリチルリチン酸2K |
内容量 | 30g |
価格 | 1,296円(税込み) |
dプログラム メディケイテッド コンシーラーベース
メディケイテッドコンシーラーベースは、デリケートな肌質にオススメの薬用化粧下地です。
dプログラムのスキンケアと同じ有効成分を配合し、ニキビや肌荒れを改善・予防します。
また、エリスリトールなどの保湿成分を配合し、メイクしたての潤いをキープさせます。
下地とコンシーラーを1本でこなし、気になるニキビは重ね塗りでしっかりカバー。
もちろん、ニキビに刺激を与えるパラベンやアルコール、鉱物油は一切使っていません。
その他、敏感肌の人の協力によるパッチテストを行うなど、デリケートな肌質にとことん優しい配慮が良いポイントです。
UVカットは、SPF16/PA++で、オールシーズン使用が出来ます。
dプログラム メディケイテッド コンシーラーベース
有効成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸塩 |
内容量 | 25g |
価格 | 2,700円 |
DHC 薬用アクネケア コンシーラー
DHC薬用アクネケアコンシーラーは、ニキビをしっかり隠したい方にオススメのコンシーラーです。
皮脂や汗に強いフィックスポリマーがお肌にピッタリとフィットし、ニキビの色ムラをカバーします。
また、時間経過によるテカリやヨレを防ぎ、メイクしたての美しさが維持できます。
さらに、ニキビへの有効成分が毛穴に浸透し、メイクをしながらニキビケアが出来るのです。
パラベンやアルコールは使用せず、アレルギーテストやノンコメドジェニックテストもしっかり受けています。
また、SPF22/PA++で、紫外線に弱いニキビをしっかりガードします。
DHC薬用アクネケアコンシーラーは、お肌の色に合わせ、2カラーから選べる事も良いポイントです。
DHC 薬用アクネケア コンシーラー
有効成分 | イソプロピルメチルフェノール |
内容量 | 10g |
価格 | 1,543円(税込み) |
ニキビを隠すメイク方法は?
ニキビを隠す時につい行ってしまうのが、ファンデーションやコンシーラーの厚塗り。
しかし、厚塗りメイクは、逆にニキビが目立ってしまうものです。
また、汗や乾燥で厚塗りメイクがヨレ、お肌全体が汚く見えてしまいます。
そうならないためにも、ニキビ肌はナチュラルメイクを意識する事が大切です。
気になるニキビをカバーしながら、素肌っぽさを演出してみましょう。
下記では、ニキビを隠すメイク方法について解説していきます。
スキンケアでしっかりと保湿を行う
目立つニキビをメイクで隠す前に、まずは化粧水や乳液で保湿を行いましょう。
特に、大人のお肌は乾燥しやすいので、しっかりスキンケアを行う事が大切と言えます。
メイク前のスキンケアで角質が潤えば、化粧のヨレやニキビの悪化を防ぐ事が出来るのです。
スキンケアでしっかりと保湿を行った後は、一旦お肌のベタつきが治まるまで乾かします。
このひと手間を加えるだけで、メイクが崩れにくくなるのです。
そして、ベタつきが気にならなくなったら、自分のお肌に合った化粧下地を塗りましょう。
もし日差しが強い場所に行くのであれば、下地の前に日焼け止めを塗って下さい。
【スキンケアと下地の順番】
仕事や外出などで、どうしても夜までメイクをしたままの女性は多いと思います。
乾燥や刺激から少しでもお肌を守るため、メイク前には保湿をしっかり行いましょう。
ニキビはコンシーラーで薄く隠す
コンシーラーでニキビを隠す際のコツは、「薄く広めに塗ること」です。
この後にファンデーションを塗るため、「ちょっと目立つかな?」と思う程度に留めるようにしましょう。
メイク初心者の方でも出来るニキビの隠し方は、以下の通りです。
【コンシーラーの使い方】
1:コンシーラーを隠したいニキビの部分より一回り大きく塗る
チューブなら指で、スティックなら直接塗ります。
この時、ニキビを潰さない様に力加減に気を付けて下さい。
2:指先でコンシーラーの縁をぼかす
隠したい部分を触ると、コンシーラーが取れてしまいます。
縁だけを優しくなぞるイメージでぼかしましょう。
この時、爪を立てない様に注意して下さい。
コンシーラーは厚く塗り過ぎると、そこだけ浮いて目立ってしまいます。
この2つステップに慣れるまでは一気に塗らず、薄く重ね付けを繰り返して下さい。
そのうち、丁度良い厚さとコツを身に付ける事が出来るでしょう。
ファンデーションは薄く塗る
化粧下地とコンシーラーである程度ニキビが隠れたら、最後にファンデーションでベースメイクを仕上げます。
お肌に負担を掛けたくない方は、ファンデーションの代わりにフェイスパウダーを代用すると良いでしょう。
ただし、どちらも塗り過ぎない事が大切です。
本来、ニキビを隠すのは、化粧下地やコンシーラーの役目。
ファンデーションやフェイスパウダーは、あくまでも「肌を均一にする」という役割なのです。
このため、ファンデーションを厚塗りをするとベースメイクがヨレ、メイクしたてなのに汚いお肌に見えてしまいます。
フェイスパウダーやファンデーションは、薄く塗る事を意識して下さい。
特に、ニキビ肌の人は、毛質の良いブラシでファンデーションを塗る事をオススメします。
メイクブラシは、パフよりも刺激が少なく、薄付きでナチュラルな仕上がりになるのです。
もちろん、パフでも問題はありませんが、出来るだけ素材の良いものを選んでみて下さい。
ニキビ肌のメイク直しの方法
お肌の水分を補給するために、メイク直しは定期的に行いましょう。
ただし、間違ったメイク直しを行うと、余計に汚いお肌に見えてしまう事があります。
ニキビ肌のメイク直し方法を確認して、どんな時もキレイなメイクで過ごせる様にしましょう。
【メイク直しの方法】
2:化粧水などで保湿を行う
3:ニキビがある部位にコンシーラーを塗る
4:ファンデーションを薄く塗る
よく、メイク直しを行う際に、油とり紙を使う方がいます。
油とり紙は必要な皮脂まで吸収するため、余計に皮脂の分泌を促してしまうもの。
ニキビ肌の方はお肌が乾燥する事が多いため、出来れば油とり紙の使用を避けましょう。
保湿を行う際の化粧水は、スプレータイプの物がオススメです。
家で使う化粧水を、スプレーボトルに詰め替えて持ち運ぶと良いでしょう。
メイク直しのポイントさえ押さえれば、ニキビ予防を行いながらキレイなお肌に近づけます。
ニキビを悪化させないメイク落としの方法は?
何度も繰り返しニキビが出来る方は、もしかしたらメイク落としの方法に問題があるかも知れません。
ニキビを積極的にケアしたいのであれば、メイク落としの方法にもこだわってみましょう。
下記では、クレンジング剤の選び方や、メイク落としの方法についてご紹介していきます。
ニキビを隠す事だけではなく、根本的にニキビの無いキレイな素肌を目指しましょう。
メイク落としは低刺激の物を選ぼう
下地やファンデーションなどの成分が毛穴に残ると、ニキビの原因に繋がります。
しっかりとメイクを落とすため、洗浄力の高いクレンジング剤を使う方が多くいます。
しかし、メイク落としの洗浄力は高ければ高いほど、お肌への刺激も大きくなります。
サッパリとした洗い上がりは良いのですが、ニキビ肌にはあまりオススメが出来ません。
【メイク落としの種類】
2:リキッド
3:ジェル
4:クリーム・ミルク
メーカーによって多少の違いはありますが、上から洗浄力が高い順に並んでいます。
クリームやジェル、泡で出てくるメイク落としは厚みがあるため、お肌の刺激が少なくクレンジングが出来ます。
オイルやリキッドを避け、極力刺激の弱いメイク落としを選んでみましょう。
ポイントメイクは先に落とそう
クレンジングは、「素早く丁寧に」が基本です。
しかし、それだと濃いポイントメイクが洗いきれず、お肌に残ってしまいます。
かと言って、時間を掛けると返ってニキビを刺激し、炎症の悪化などの原因に繋がります。
ニキビ肌に余計な刺激を与をえないためにも、ポイントメイクは先に落としましょう。
【ポイントメイクの落とし方】
2:コットンを瞼に乗せて、10秒ほど待つ
3:まつ毛をコットンで挟み、マスカラを拭き取る
4:折りたたんだコットンを目の下に当てる
5:綿棒でまつ毛や瞼をなぞり、アイラインを拭き取る
目の周りは特に皮膚が薄い部位なので、優しく拭き取りましょう。
また、「ニキビ肌のメイク落としは低刺激処方の物を」と先述しましたが、ポイントメイクだけは別物と考えて下さい。
マスカラや口紅は油分を多く含むため、オイルタイプのメイク落としを使う事をオススメします。
ニキビ肌に優しいクレンジング方法
クレンジングは「素早く丁寧に」を基本に、メイクをした日にだけ行います。
顔にクレンジング剤を塗ったら、1分程度で洗ってすすぐ様に心がけましょう。
長時間のクレンジングは余分な皮脂まで洗い流し、乾燥肌やニキビ悪化の原因になるのです。
急いでいるからと言って強く擦らず、優しいクレンジングを行って下さい。
【ニキビ肌のクレンジング方法】
2:皮脂の多い部位から順番に塗っていく
(Tゾーン→Uゾーン→目元→口元の順番)
3:顔の中心から外側に円を描くイメージで洗う
4:ニキビは指の腹で優しくなぞる
5:ぬるま湯(30~34℃)で20回以上はすすぐ
顎やフェイスライン(Uゾーン)は、洗い残しもすすぎ残しも多い部位です。
毛穴も小さくすぐにニキビが出来る部位なので、洗いとすすぎを徹底しましょう。
メイク道具は定期的にお手入れしよう
「一生懸命スキンケアを行っているのに、またニキビが出来た!」
いくらスキンケアを行っていても、メイク道具が不潔だとニキビは再発してしまいます。
つい化粧品ばかりに意識が向いてしまいますが、実はメイク道具には雑菌が繁殖しています。
不潔なメイクブラシやパフを使う事で雑菌が顔に移り、ニキビの発生や悪化を招く事があるのです。
専用洗剤でのお手入れが望ましいのですが、無ければ市販の中性洗剤でも問題ありません。
定期的に、パフやメイクブラシのお手入れをしましょう。
下記では、メイク道具のお手入れ方法をご紹介します。
メイクブラシのお手入れ方法
ファンデーションやチーク、アイシャドウなどを塗る時に使うメイクブラシ。
使用後にティッシュで拭き取っていても、落としきれない汚れが溜まるものです。
ブラシの汚れが目立つ、粉含みが悪いなどを感じたら、中性洗剤を使ってお手入れをしましょう。
【メイクブラシのお手入れ方法】
2:筆先をぬるま湯に浸し、10回ほど振り洗いする
3:筆先から泡が出なくなるまですすぐ
4:清潔なタオルで水分を拭きとる
5:ある程度乾いたら、コームや指で毛先を整える
6:風通しの良い場所で日陰干しをする
メイクブラシは、完全に乾いた状態を確認してから使いましょう。
生乾きの状態では余計に雑菌が繁殖し、ニキビの悪化に繋がるのです。
予備のメイクブラシを準備する、タイミングを見計らうなどの工夫を行ってお手入れをしましょう。
パフのお手入れ方法
化粧下地やファンデーションを塗る際に使うパフは、週に1回の頻度で洗う様にしましょう。
【パフのお手入れ方法】
2:爪を立てない様に、パフを優しく揉み洗いする
3:泡や汚れが出なくなるまですすぐ
4:タオルでパフを挟み、しっかりと水気を切る
5:タオルの上に置き、風通しの良い場所で日陰干しをする
パフの型崩れを防ぐため、水気を切る際は力加減に注意して下さい。
そして、メイクブラシと同じ事が言えますが、パフも完全に乾いてから使いましょう。
ファンデーションを塗った時、ゴワゴワして塗りにくいと思ったら、パフの変え時です。
そのまま使い続けるとお肌に刺激を与え、ニキビの原因に繋がる可能性があります。
「パフを洗うのが面倒!」という人は、使い捨てタイプの物を選ぶと良いでしょう。
ニキビ肌の人が気を付けたいこと
目立つニキビをメイクで隠す事も大切ですが、悪化させない様にケアを行う事の方が重要です。
ニキビ跡として残って後悔をする前に、しっかりとニキビ対策を行いましょう。
下記では、ニキビ肌の人が特に気を付けたい事をご紹介します。
ニキビに無縁な方や美肌を目指している方にも同じことが言えるので、ぜひ参考にして下さい。
出来る事をコツコツと続け、キレイな素肌に近づけましょう。
メイクをしない日を作ろう
仕事やイベントなどで外出する時は、メイクを行う女性が多いと思います。
しかし、ニキビをケアするのであれば、たまにはお肌を休ませてあげる事が大切です。
化粧品メーカーのポーラの意識調査では、毎日メイク行う人ほど、ニキビや毛穴トラブルに悩んでいるという結果が出ています。
実に、20~40代の6割以上の方が毎日メイクを行い、ニキビや毛穴の肌トラブルに悩んでいるのです。
株式会社ポーラ・オルビスホールディングスHPで公表
http://www.po-holdings.co.jp/csr/culture/bunken/report/pdf/20171120make2017.pdf
http://www.po-holdings.co.jp/csr/culture/bunken/report/pdf/151118hadanayami2015.pdf
これらは、メイクをする際の刺激や化粧成分の洗い残しなどが原因だと考えられています。
ニキビの改善・予防をするためにも、メイクをしない日を作ってみましょう。
メイクをしなければクレンジングの必要も無いので、肌の負担を極力減らす事が出来ます。
お肌に余計な刺激を与えないので、ニキビの発生や悪化を防げるのです。
ただし、メイクをしない日でもスキンケアはしっかり行い、お肌を守ってあげましょう。
紫外線対策を行う
紫外線はお肌にダメージを与えるため、ニキビやシミなどの原因になります。
日差しの強い夏やメイクの有無に限らず、紫外線対策は常に行いましょう。
ただし、日焼け止めクリームで紫外線対策を行う場合は注意して下さい。
強過ぎるUVカットはお肌に刺激を与え、ニキビの悪化を招く事があるのです。
日焼け止めクリームは、季節や用途に合わせた物を選びましょう。
【日焼け止めクリームの選び方】
・SPF10~20/PA+~++
買い物や子供の送り迎えなど
秋~春先の普段使い
・SPF20~40/PA++~+++
屋外でのスポーツ、レジャーなど
春先~秋の普段使い
・SPF50/PA++++
真夏の海水浴やプールなど
ニキビが気になる方は、日焼け止めクリームの代わりに化粧下地を使うと良いでしょう。
紫外線対策をしつつ、気になるニキビを目立たなくする事が出来ます。
この他、日傘や帽子などを利用して、上手に紫外線対策を行ってみましょう。
マスク着用時は保湿を行う
ニキビを隠したりメイクをしない日は、マスクを着用する方が多いと思います。
しかし、マスクは時に、ニキビの発生や悪化の原因に繋がります。
マスクを着用する時は、以下の事に気を付けましょう。
【マスク着用時の注意点】
・顔のサイズに合ったマスクを選ぶ
・マスクをずらして顎に掛けたりしない
・蒸れを感じたら、こまめに顔を拭く
・マスクを外したら洗顔・保湿を心がける
マスクの生地やゴムが刺激となり、お肌のバリア機能は低下しています。
さらに、マスクを着用するとお肌が蒸れるので、ついスキンケアを疎かにしてしまう方が多いものです。
ニキビを隠すために付けているのに、ニキビが悪化する原因を作ってしまったら元も子もありません。
マスクを着用する時はお肌を保湿を行い、摩擦などの刺激からお肌を守ってあげましょう。
ニキビを悪化させないメイクのまとめ
「ニキビに化粧はダメ!」とよく聞きますが、成分やメイク方法にこだわれば、ニキビが悪化する事はありません。
化粧品はニキビの炎症を鎮める成分や、保湿成分などの配合にこだわってみましょう。
また、ニキビを刺激する添加物の有無なども確認してみて下さい。
目立つニキビには、コントロールカラーの下地やコンシーラーがオススメです。
最初は上手に出来ませんが、慣れればニキビの目立たないメイクを施す事が出来るでしょう。
しかし、ニキは隠すよりも、改善・予防を行う事の方が重要です。
繰り返しニキビが出来る方は、基礎化粧品をニキビ用の物に変えてみる事をオススメします。
ニキビに効く有効成分が炎症を早く鎮め、キレイなお肌に導きます。
試しやすい価格の化粧品も沢山あるので、気になる方はランキングを見てみて下さい。
クレンジングやスキンケアでお肌を労わって、ニキビの無いキレイな素肌を目指しましょう。