大人ニキビと芯

大人ニキビの芯を見つけると、気になって潰したくなってしまう方も多いでしょう。
大人ニキビの芯を取ると、早く治るという話もよく聞きます。

しかし、実際に潰して悪化してしまった方も多いのではないでしょうか。
基本的に、大人ニキビが出来たら触れない・潰さない事が大切です。

大人ニキビの芯を無理に潰すと、跡になって残ってしまう事があるので気を付けなければなりません。
そして、大人ニキビを悪化させずに芯を対処するには、洗顔で毛穴をきれいにする事が大切です。

そこで今回は、大人ニキビの芯は潰しては大丈夫なのか?跡に残さない対処法をご紹介します。

大人ニキビランキング

芯がある大人ニキビの特徴

大人ニキビを潰すと出てくる白い芯は、毛穴に詰まった皮脂が酸化して硬くなった角栓(コメド)です。
肌の乾燥や生活習慣の乱れによって皮脂の過剰分泌が起きると、毛穴が皮脂や汚れで詰まりニキビの芯になってしまいます。

芯がただ詰まった状態の白ニキビや黒ニキビは、正しい洗顔とスキンケアで取り除く事ができるでしょう。
大人ニキビの炎症を起こすアクネ菌は、皮脂を好む特徴があるのです。

ですから、放置しているとアクネ菌が繁殖して、炎症がさらに悪化してしまいます。
よく、白・黒ニキビの段階なら芯を取ればニキビを早く治す事が出来ると言われますよね。

これは、皮脂の塊である芯を取り除く事で、ニキビの炎症して悪化する事を予防出来るからです。

大人ニキビに芯が出来る原因

大人ニキビに芯が出来る原因は、ホルモンバランスの乱れや加齢によるターンオーバーの遅れでしょう。
ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが増える事により皮脂が過剰分泌され、毛穴が詰まりやすくなります。

また、ターンオーバーが遅れると皮膚が固くなりやすく、皮脂や汚れが毛穴に閉じ込められてしまうのです。
それにより、毛穴に詰まった皮脂や汚れが芯となってしまいます。

芯が残る大人ニキビは潰しても大丈夫?

大人ニキビの芯を自分で取り除く事は、余計にニキビを悪化させたりニキビ跡になってしまう可能性があります。
手で潰すと、手についた雑菌が毛穴に入り込み大人ニキビを悪化させる可能性が高いのです。

最近は、ニキビの芯を自分で取るための面皰圧子(めんぽうあっし)という道具があります。
このような道具を使っても、肌を傷つけて大人ニキビの悪化やニキビ跡に繋がる可能性が高くなる事は変わりません。

ニキビは、つい潰したくなってしまいますが、セルフケアでは押し潰さないようにしてください。
また、大人ニキビの芯を取れたとしても、肌の状況は改善されません。

芯をとっても、また新しい大人ニキビが発生する事になるのです。
自分で大人ニキビの芯をとるのは難しいので、間違えて行うとクレーターだらけの肌になってしまう可能性もあるのでやめましょう。

芯がある大人ニキビは跡になりやすい

芯のある大人ニキビは見ていると、プチッと潰したくなってしまいますよね。
しかし、大人ニキビは絶対に自分の手で潰してはいけません。

芯がある大人ニキビとは、真ん中に黄色い膿のようなものが見えて、赤く全体が赤く腫れ上がっている状態です。
触ると痛みがあり、顔の筋肉動かすと非常に強い痛みを感じる事があります。

無理に潰すとそこから雑菌が入り、余計に大人ニキビが大きく悪化してしまう事があるので避けた方が良いのです。
無理に身を押し出して膿を出してしまうと肌の内部の真皮が壊れて、大人ニキビの跡になってしまう事があります。

ですから、決して自分の手で無理に芯を出してしまう事はよくないので気を付けましょう。

芯がある大人ニキビの正しい対処法

芯がある大人ニキビの正しい対処法

芯がある大人ニキビは、正しい方法で対処しなければ悪化し、跡に残りやすくなってしまいます。
基本的にニキビを潰す事はオススメ出来ません。

ただし、初期の段階である小さな白ニキビは、潰して芯を出す事で悪化を防ぐ事が出来るのです。
それでは、白ニキビの正しい出し方について見ていきましょう。

大人ニキビの芯の正しい出し方

芯を出す事で悪化を防げる白ニキビですが、必ず正しい方法で出しましょう。
無理やり押し出す事は、大人ニキビの悪化を招きます。

まず、手を綺麗に洗い、大人ニキビを消毒しましょう。
マキロンなどを使用するのがオススメです。

消毒した針等で少しだけ皮膚の表面に穴を開け、優しく芯を出しましょう。
その後はしっかりと洗顔と保湿をして、雑菌を入れないために触らないように気をつけて下さい。

炎症を抑えるスキンケアで芯がある大人ニキビを対処する

芯がある大人ニキビは、炎症を起こしやすいもの。
毛穴に閉じ込められた皮脂を好んでアクネ菌が増殖しやすいのです。

ですから、炎症を抑える成分の入ったスキンケアで対処しましょう。
中でもオススメなのは、富士フィルムの「ルナメアAC」シリーズです。

独自のナノ化技術によって開発された成分が、毛穴の奥の汚れをしっかりと取り除きます。
そこへ、大人ニキビの有効成分がしっかりと届くのです。

ニキビのもとになりやすい成分を使用していない「ノンコメドジェニックテスト済み」で、大人ニキビ肌にも安心して使用出来るでしょう。

ビタミン・ミネラルを摂取をして芯がある大人ニキビを対処する

大人ニキビに芯が出来やすいのは、乾燥による皮脂の過剰分泌やターンオーバーの遅れによる肌の硬化です。
ビタミンやミネラルを摂り、内側から対処する事も効果的でしょう。

特にオススメなのが、皮脂の分泌をコントロールする働きや、ターンオーバーを促す効果のあるビタミンB群です。
葉酸、ビタミンB2、B6、B12などを積極的に摂ると良いでしょう。

また、ビタミンB群は鉄分などのミネラルと一緒に摂る事で、より効果を発揮します。
そして、抗酸化作用のあるビタミンCやA、E等も、大人ニキビ対策にオススメです。

ビタミンやミネラルは、野菜や果物、肉や魚、豆類など様々な食品に含まれています。
毎日色々な食品を摂り、バランスの良い食生活をする事が理想的でしょう。

芯がある大人ニキビ・皮膚科での対処法

芯がある大人ニキビ・皮膚科での対処法

痛みや熱を帯びる程の芯がある大人ニキビは、皮膚科を受診して対処する事をオススメします。
悪化した大人ニキビは跡にも残りやすいため、早めに炎症を抑える事が重要なのです。

また、中々治らない場合には、ニキビでは無く皮膚に出来る別の病気である可能性もあります。
皮膚科では、殺菌作用のある抗生物質や、飲み薬などを処方してくれるでしょう。

また、専門医に相談する事で、芯のあるニキビが出来る原因が分かる事もあるのです。

芯がない大人ニキビの特徴

芯がない大人ニキビの特徴

真ん中に黄色い芯は見えませんが、全体的にボコッと盛り上がっている状態のニキビがあります。
この場合、芯が奥にあるために見えていない状態なのです。

芯がない大人ニキビは中に大人ニキビが炎症しているため、ズキズキ痛む事が多いと言えます。
肌の奥の内部では、雑菌またはアクネ菌が繁殖し腫れてしまっています。

見えてないだけですから、無理に押し出して芯を出そうとすると、肌の奥の真皮を傷付ける事になるので絶対にやめましょう。
芯のない大人ニキビはまず炎症を沈静化して、抗酸化作用のあるクリームを使い、大人ニキビの悪化を予防する事が大切です。

芯がない大人ニキビは潰しても大丈夫?

表面は赤く腫れているのに、芯がない大人ニキビ。
これは、芯がないのでは無く、毛穴の奥底で炎症が起きているため見えません。

このタイプのニキビは治るまでに時間がかかる事が多いため、潰したくなる事でしょう。
しかし、芯がかなり奥にありますから、潰すのは困難です。

無理に潰そうとすれば更に炎症を起こし赤く腫れ上がり、完治した後も跡に残る可能性が高いでしょう。
ですから、表面が盛り上がっているのに芯が見えない大人ニキビを潰そうとする事は、オススメ出来ません。

芯がない大人ニキビの対処法

芯がない大人ニキビの対処法

芯のない大人ニキビが出来てしまったら、皮膚科に行く事が一番です。
無理に潰したりピンセットなどで芯を出すと跡も残り、雑菌が侵入してさらに炎症させてしまう原因になります。

急がずに、根気強くニキビの完治を待ちましょう。
その間は、スキンケアや日常生活でも出来るだけ患部に触れず、炎症を止める薬や軟膏などを塗って対応する事をオススメします。

肌が汚れている状態だと、大人ニキビが化膿して血膿が溜まっていくので、正しい洗顔で清潔な肌を保ちましょう。
痛いニキビはストレスも溜まりますが、時間をかければ治りますので、気長に持つようにしてください。

生活習慣を正して芯のない大人ニキビを対処する

芯のない大人ニキビが出来てしまうという事は、肌の奥の毛穴が過剰な皮脂で詰まったり、アクネ菌が繁殖している証拠です。
ですから、日頃から洗顔で毛穴を綺麗にしてあげましょう。

洗顔や化粧水で保湿すると言ったスキンケアだけではなく、内側からのケアも大切になってきます。
例えば、慢性的な睡眠不足は体の代謝が悪くなり、ターンオーバーを遅らせて、大人ニキビの原因になるのです。

芯のある大人ニキビを予防するためには、慢性的な睡眠不足の解消、野菜中心の食生活、そして適度な運動を取り入れて、全体の代謝を上げる必要があります。
大人ニキビと栄養は、肌の修復を行う事に大きく関係しています。

出来るだけ生活習慣を正す事を意識するようにしましょう。

保湿をして芯のない大人ニキビを対処する

芯のない大人ニキビは、保湿力のあるスキンケアで対処しましょう。
洗顔した後は肌が乾燥し始めますので、しっかりと化粧水で保湿します。

化粧水は、ヒアルロン酸やグリセリンといった保湿力の高い成分が入っている化粧水がオススメです。
化粧水を使う時には、手のひらで肌に浸透させるような感じでつけましょう。

コットンを使うと肌の摩擦や刺激になり、大人ニキビを悪化させる可能性がありますので避けたほうが良いと言えます。
また、洗顔直後から肌は乾燥し始めますので、早めに化粧水で肌を保湿する事が大事です。

化粧水で肌を整えた後には、保湿能力の高い保湿クリームで潤いを閉じこめます。
ほとんどの保湿クリームは適度な油分を含み、洗顔した肌の蒸発した水分を防ぐのです。

乾燥が気になると多く塗ってしまいがちですが、自分の肌の状態や大人ニキビの炎症の状態をよく見て保湿しましょう。

大人ニキビと芯のまとめ

大人ニキビと芯のまとめ

今回は、大人ニキビの芯は潰しても大丈夫なのか、跡に残さない対処法をご紹介しました。
大人ニキビの芯とは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して硬くなった角栓(コメド)です。

ニキビを無理に潰すと、跡になって残ってしまう事があるので自分では潰さないようにしましょう。
大人ニキビの初期段階のポツッとした白ニキビだけは、芯を押し出して取り除いても大丈夫です。

白ニキビは、大人ニキビの初期段階なので、清潔な手で正しく取り除きましょう。
芯の見えない大人ニキビを早く治すには、皮膚科の治療をオススメします。

皮膚科の治療は、専門的に芯を取り除くため、跡に残りにくいというメリットがあります。
ただし、大人ニキビの芯を取り出しだからと言って、もう大人ニキビが出来なくなるというワケではありません。

大人ニキビを根本的に解決するためには、洗顔と正しいスキンケア生活習慣を正す事が基本になります。

大人ニキビランキング