大人ニキビと洗顔石鹸

洗顔用の石鹸がありますが、使用している方は少ないのではないでしょうか。
現在は洗顔フォームが主流ですが、実は石鹸での洗顔も密かに人気があります。

そして、皮膚科医が執筆した大人ニキビの本には、石鹸での洗顔を推奨している物も多いもの。
大人ニキビに悩む方には、石鹸で洗顔を行うのが実は効果的だったのです。

そこで今回は、大人ニキビのための洗顔石鹸選びのポイント、正しい洗顔方法をご紹介しましょう。

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大人ニキビには洗顔石鹸が効果的な理由

思春期に出来るいわゆる思春期ニキビの原因は、成長ホルモンの影響により皮脂の分泌が過剰になる事です。
一方、大人ニキビの場合は考えられる原因が複数あるため、しっかりと原因を特定する事が重要と言えます。

洗顔石鹸は大人ニキビに効果があると、口コミで見かける事もあります。
洗顔石鹸は、石鹸の基本成分の他に添加物が少なく、大人ニキビでも使える低刺激の処方と言えるでしょう。

そして、洗顔石鹸の多くには、洗浄成分の他にそれぞれ保湿成分や抗炎症成分などが配合されています。
その中でもニキビに効果が期待出来る成分は、グリチルリチン酸ジカリウムやビタミンC誘導体、ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分です。

ただし、製造法によっては添加物が配合されていたり、洗浄効果を上げるための合成界面活性剤が配合されている石鹸もあります。
洗顔石鹸を選ぶ際には、配合成分を購入前に確認しましょう。

大人ニキビには洗顔フォームより洗顔石鹸がオススメ

洗顔フォームと洗顔石鹸の違いは、肌への優しさでしょう。
例えば、フォームは泡立ちをよくするために「界面活性剤」という成分を配合してるものが多いのです。

界面活性剤は価格が安く強い洗浄力を持つため、色々な洗顔フォームに入っています。
ところが、大人ニキビがある肌には界面活性剤は洗浄力が強すぎて、肌に必要な成分まで洗い流してしまうデメリットがあるのです。

その上、界面活性剤自体が肌に残留しやすいので、毛穴の詰まりなどに繋がります。
結果として、使い続けると大人ニキビを悪化させるのです。

また、多くの洗顔フォームには、肌に負担になる香料も配合されています。
一方、石鹸に含まれる洗浄剤は「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」という天然の成分です。

そのため、適度な洗浄力がありながらも肌への刺激はマイルドと言えます。

大人ニキビにオススメの市販の洗顔石鹸とは?

大人ニキビにオススメの市販の洗顔石鹸

大人ニキビの原因には、乾燥が大きく関わっています。
乾燥する事で、余分な皮脂が分泌して毛穴に詰まります。

その他、肌への刺激が弱くなるため、大人ニキビに繋がるのです。
洗顔石鹸に関しては、保湿力があるため、大人ニキビ対策には適しています。

石鹸に保湿力があるかどうかというのは、成分表に保湿成分が配合されているかどうかでも確認出来ます。
乾燥が原因になっている大人ニキビには、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンがオススメ。

ただし、脂性肌の方は皮脂の分泌が多いため、油分が元々多い状態です。
ですから、さらに油分を上塗りする事で毛穴が詰まりやすく、大人ニキビが出来やすくなります。

牛乳石鹸は大人ニキビの洗顔石鹸として効果的?

市販の石鹸の中でも知名度の高い牛乳石鹸は、もともと洗顔石鹸ではありません。
しかし、ネット上で牛乳石鹸が大人ニキビに効果があったという口コミを見かけた方もいるのではないでしょうか。

牛乳石鹸が大人ニキビに効果的なのは、自然の保湿成分である乳脂(ミルクバター)が含まれているから。
新鮮な牛乳から抽出されたミルクバターは、肌に必要な潤いは残し不要な汚れだけをしっかりと落としてくれるのです。

大人ニキビの主な原因は肌の乾燥や毛穴の汚れ。
ですから、牛乳石鹸で洗顔をする事は効果的でしょう。

牛乳石鹸には、しっとりタイプの赤箱とノーマルタイプの青箱があります。
洗顔をするなら赤箱がオススメです。

価格も数百円程度ですので、続けやすいのも嬉しいポイントです。

口コミで好評な大人ニキビ用の洗顔石鹸は?

大人ニキビが出来やすい肌は、乾燥しやすく敏感になっています。
そのため、添加物やアルコール、界面活性剤などにも反応してしまいやすいのです。

ですから、できれば低刺激な無添加の洗顔石鹸がオススメ。
インターネットや美容系雑誌などでも、無添加石鹸で大人ニキビが良くなったという口コミを多く見かけます。

しかし、石鹸の中には、オイルや香料などを配合している物もあり、敏感肌やアレルギー体質の人は肌荒れの原因にもなるのです。
添加物を使用していない100%石鹸素地の物を「純石鹸」と言います。

無添加石鹸は安全性が高く、洗浄力にも優れ刺激が少ないため大人ニキビケアに適しているでしょう。

大人ニキビのための洗顔石鹸の使い方

大人ニキビのための洗顔石鹸の使い方

正しい洗顔石鹸の使い方を見ていきましょう。
まず手を洗い、水の温度は32~34℃が理想です。

顔を水で素洗いして、しっかりと水と空気を含ませて石鹸を泡立てます。
皮脂分泌の多いTゾーンから乾燥しやすいUゾーンへ泡を広げ、手のひらで優しく洗いましょう。

その後は、しっかりとすすぎ、清潔なタオルを使用して水分を押さえる様に拭き取ってください。
毛穴の汚れをしっかり落としたい時には、洗顔を始める前に蒸しタオルで毛穴を温め広げておく方法がオススメです。

あまり頻繁に行うと毛穴が収縮しにくくなる事もあるため、週に1回程度にして肌をリセットしたい時に行いましょう。

無添加の洗顔石鹸でも大人ニキビが悪化する事があるの?

無添加の洗顔石鹸でも大人ニキビが悪化する

大人ニキビ対策にオススメの無添加石鹸ですが、大人ニキビが悪化したという口コミを見かけた方もいるのではないでしょうか。
そのような場合は、石鹸の原料の中に自身にとってアレルギーとなる成分が配合されているかもしれません。

また、「無添加」という記載があっても純石鹸とは限らないのです。
「無添加」とは、ある特定の添加物が使用されていないという事。

例えば、香料や保存料のみが不使用の場合でも、無添加と表示する事が出来るのです。
大人ニキビに効果的な無添加石鹸とは、純石鹸である事が重要なポイントと言えます。

純石鹸の定義は、脂肪酸ナトリウム(または石鹸素地と表示)が98%以上の物と決められているのです。
ですから、無添加の洗顔石鹸を購入する際は、成分表示をしっかりと確認しましょう。

大人ニキビと洗顔石鹸のまとめ

大人ニキビと洗顔石鹸のまとめ

大人ニキビに効果的な洗顔石鹸を正しく選ぶには、有効な成分が配合されているか、そして保湿力があるかどうか(オイルフリーが良い)を確認しましょう。
その他、低刺激タイプ、ノンコメドジェニックテスト済みでというのもポイントとなります。

そして、泡立ちが良い洗顔石鹸であれば、皮膚に吸着した汚れを落して毛穴をキレイにする事が出来るでしょう。
もちろん、大人ニキビを治して、キレイな素肌を維持したいのであれば、高過ぎない価格もポイントになります。

洗顔石鹸での大人ニキビケアを検討してみるのも良いでしょう。

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