「ニキビが気になって、何度か針で潰しているけど大丈夫かな?」
「針で潰したら、ニキビ跡が出来て困ってしまった」
など、ニキビを針で潰して治している方も、本当にこの治し方で合ってるの?肌にとって良くないんじゃ…!?と不安に思う事が多いはずです。
そこでこの記事では、ニキビを針で潰したいorすでに潰している方が気になる内容をまとめてみました。
間違えた方法でニキビを潰して肌を傷めないためにも、この記事を読んで正しい知識を得ておきましょう!
ニキビは自分で針で潰すと早く治る?問題はないの?
ニキビは自分で針で潰すと、早く治る場合があります。
しかし、それを自己流で行ってしまうと、細菌感染などを引き起こしてニキビの状態を悪化させたり、ニキビ跡を残してしまう原因になるでしょう。
安全性の高い方法でニキビを早く治したいのであれば、やはり皮膚科が一番です。
それは分かっているけれど、中々皮膚科に行く時間が取れないという方は、まずはこの後にご説明している「針でニキビを潰す前に知っておいてほしい情報」について、読んでみてくださいね!
ニキビを針で潰すメリット・デメリット
ニキビを針で潰す前に、自分でニキビに針を刺すメリット・デメリットについて知っておきましょう。
【ニキビを針で潰すメリット】
皮脂の詰まりによって溜まっている膿を、ニキビが進行する前に針で刺して外に排出させれば、ニキビの重症化を防いで早く治せるようになります。
【ニキビを針で潰すデメリット】
潰してはいけない種類のニキビを潰したり、誤った方法でニキビを潰したりすると、よりニキビの炎症が強まってお肌を傷つけてしまう場合があります。
また、針で刺すので痛みを伴う場合もあるでしょう。
それでは次に、針で潰しても良いニキビと潰してはいけないニキビの種類について、詳しくご説明していきます。
針で潰してもいいのは白・黒ニキビ
針で潰してもいいニキビは、白・黒ニキビです。
この状態の時に針でニキビを潰してしまえば、アクネ菌(ニキビの原因になる雑菌)が増殖する前にニキビをキレイに治せる確率が高まります。
ちなみに、この2つのニキビの共通点は以下の通り。
- 炎症を起こしていない
- ニキビが重症化していない
毛穴の中に古い角質や皮脂が詰まっているだけなので、痛みや腫れといった症状はほとんど見受けられません。
初期段階のニキビだと言えるでしょう。
針で潰してはいけないのは赤・黄ニキビ
針で潰してはいけないのは、赤・黄ニキビです。
アクネ菌などの細菌が増殖しており、むやみに針で潰してしまうと肌に傷をつけたりニキビ跡として残る可能性が高くなっています。
ちなみに、この2つのニキビの共通点は以下の通り。
- 炎症を起こしている
- ニキビが重症化している
赤ニキビは赤く腫れ上がっているので、見た目で判断が付きやすいものです。
しかし、黄ニキビは白ニキビと区別がつきにくいので、以下のポイントに気をつけて見分けるようにしましょう。
【白ニキビと黄ニキビの見分け方】
白ニキビ | 白く盛り上がっているが、赤みや痛みはない |
黄ニキビ | 白~クリーム色のニキビで、周りが赤く炎症を起こしている (進行しているニキビは見るからに黄色い場合もあります) |
それでは次に、実際に自分でニキビを潰す方法について、準備する道具・手順・注意点など、具体的にご紹介していきます。
ニキビを針で潰して治すために準備する道具
ニキビを針で潰す際には、細菌感染などを防ぐために清潔な道具を揃える事が大切です。
・消毒液(怪我をした時に使うマキロン、消毒用エタノールなど)
・滅菌されたガーゼ(通販や薬局などで購入出来ます)
・抗生物質が入った軟膏(通販や薬局などで購入出来ます)
・絆創膏(軟膏の上から貼るために必要)
針は自宅の裁縫箱にあるものでも大丈夫ですが、中にはニキビを潰す専用の針もAmazonなどで販売されています。
お肌へのダメージを減らすためには、出来るだけ細いものを選んだ方が良いでしょう。
ニキビを針で潰す手順と刺し方
ニキビを針で潰す際は「清潔さ・衛生面」を意識して、丁寧に進めていきましょう。
1.洗顔&消毒
まずは細菌感染を防ぐために、手をよく洗ってから洗顔をしましょう。
その後に、消毒液を手とニキビ部分につけて衛生面を整えます。
2.針を消毒する
ニキビを潰すための針も消毒します。
ガーゼに消毒液をつけて、使用する針を拭き取り殺菌しておきましょう。
3.ニキビに針を刺す
清潔な状態になったら、針で横からニキビを刺して貫通させます。
勢いよく刺すと肌を傷つけてしまうので、優しくゆっくり行いましょう。
4.針を引っ張り上げる
ニキビに針が貫通した状態で上に軽く引っ張り上げると、ニキビの芯(皮脂・角栓など)などが出てきます。
5.針を抜いてニキビ部分をガーゼで拭き取る
針を抜いた後は、消毒液をつけたガーゼで、排出されたニキビの芯などを優しく拭き取りましょう。
放置してしまうと、雑菌が繁殖してしまうので注意が必要です。
6.軟膏を塗って絆創膏をする
ニキビを潰した部分に軟膏を塗って、上から軽めに絆創膏を貼ったらおしまいです!
ニキビを針で潰す時の注意点
ニキビを針で潰す時の注意点は、無理にニキビの芯を出そうとしない事です。
ニキビの芯は必ず出るものではなく、出しきらなければニキビが治らないという訳ではありません。
指の腹で少し圧迫するくらいなら大丈夫ですが、何度も強く押し続けたり爪でニキビを押したりしてしまうと、ニキビが傷ついてより悪化してしまいます。
基本的には、針を刺して引き上げた時に、自然に出てくるニキビの芯のみを軽く拭き取る程度にしておきましょう。
針でニキビを潰した後に出る膿や血はどうする?
針でニキビを潰した後に出る膿や血は、ニキビの芯が出てきた後と同様に消毒液をつけたガーゼで拭き取るのがベストです。
膿から出る細菌や血による色素沈着を防げます。
ただし、大量に膿や血が出るニキビは、本来針で潰してはいけない赤・黄ニキビの可能性が高いのです。
間違えて潰してはいけないニキビを針で刺してしまった時は、通常と同じように清潔な状態にしてから軟膏を塗り、上から絆創膏でガードをして様子を見ましょう。
ニキビへのダメージを最小限に抑えて、ニキビ跡として残りにくいように保護できます。
ニキビ跡にもオススメの針治療!ダーマローラーとは
ダーマローラーとは、約200本に及ぶ細い針を肌の上で転がし、お肌の生まれ変わりを促進してニキビ跡を改善出来る美容皮膚科の施術です。
今まで間違えた方法でニキビを潰してしまい、ニキビ跡が増えて困っている方には、オススメのケア方法と言えるでしょう。
とは言え、肌に針をたくさん刺すと聞くと「痛いんじゃないか…」と、不安になりますよね。
そういった方は、この後にご説明しているダーマローラーのメリット・デメリットを読んで、実際に施術を受けるかどうかを決めてくださいね。
病院の針治療ダーマローラーのメリット・デメリット
ダーマローラーのメリット・デメリットは、以下の通りです。
【メリット】
・施術中の痛みはほとんどない
麻酔をするので、痛みを感じずに施術が受けられます。
・傷跡が出来ない
細い針のため目立つ傷跡は出来ません。
・美肌になる
ニキビ跡が改善されるだけではなく、ダーマローラーの効果でお肌のハリや弾力が蘇り、小じわや毛穴の開きなども軽減されます。