大人ニキビを減らす

10代の子どもが発症する思春期ニキビは、皮脂の増加が主な原因です。
それに対し、成人後の現れる大人ニキビは肌の状態はもちろん、日ごろの食生活や生活リズムの問題も関係しています。

今回は、そんな大人ニキビを減らす方法をご紹介します。
肌のタイプや年代にマッチしたケア方法についてもご説明するので、ぜひ参考にしてください。

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色でわかる大人ニキビの原因と減らす方法

大人ニキビは最初は白い色をしており、いきなり赤いニキビや黄色いニキビが出来る訳ではありません。
症状が進行するにつれ、赤ニキビや黄ニキビに変化していくのです。

炎症があまり進行していないうちは、自分でケアする事が出来ます。
放っておかずに適切な方法でケアしましょう。

ここでは、大人ニキビの色ごとの原因と、そのタイプの大人ニキビを減らす方法について説明します。
同時に、皮膚科で治療を受けなければ治せない大人ニキビもあるという事も、知っておきましょう。

白ニキビ

大人ニキビの初期段階である白ニキビは、皮脂などで毛穴が詰まり表面が白く見えている状態です。
白ニキビはまだ炎症が起きていない状態なので、痛みも痒みもなく目立ちません。

しかし、不必要に手で触るのはやめましょう。
この大人ニキビの主な原因は、肌のターンオーバーの乱れです。

洗顔で古い角質を落とし、保湿もしっかり行えば白ニキビを減らす事が出来ます。
栄養バランスの取れた食事をして、脂っこいものや甘いものを控えるのも大切です。

加えて、適度な運動をすると新陳代謝が高まり、毛穴に詰まっていた皮脂や角栓が落ちやすくなります。

黒ニキビ

白ニキビがやや悪化した状態です。
毛穴に詰まった皮脂が、アクネ菌の増殖や古い角質の増加で外に押し出されると、外気に触れて酸化します。

これが黒ニキビです。
色が黒いため、ほくろと間違える事もあります。

この大人ニキビを減らす方法も、白ニキビと大きな差はありません。
洗顔と保湿を徹底し、肌のターンオーバーを促しましょう。

洗顔時はゴシゴシこすらず、泡だけで優しく洗ってください。
気になるからと言って、普段指で触るのもやめましょう。

赤ニキビ

ニキビが進行し炎症を起こして腫れてくると、赤ニキビとなります。
腫れが起こるのは、白血球がアクネ菌を退治しようと戦っている証拠です。

大人ニキビの中でも目立つ赤ニキビですが、メイクで隠そうとすると悪化するのでやめましょう。
赤ニキビになるまで大人ニキビの炎症が進むと、痛みやかゆみが生じる事もあります。

赤ニキビを減らすには、抗炎症作用や殺菌作用のある塗り薬が効果的です。
丁寧な洗顔や、ビタミンC誘導体入りの化粧水でターンオーバーを促すのも大切なケアと言えます。

ターンオーバーが正常なペースで行われれば、ニキビ跡になるのを防ぐ事が出来ます。

皮膚科でないと減らせないニキビの色

大人ニキビの色によっては、皮膚科で治療を受けなければ減らせないケースもあります。
皮膚科を受診しなくてはならないのは、黄ニキビ、紫ニキビです。

黄ニキビは患部が化膿した大人ニキビで、白または黄色の膿が見えます。
そして、まわりが赤く炎症を起こしているのが特徴です。

紫ニキビは炎症が広範囲に広がり、表面がボコボコとしています。
表皮だけでなく真皮にまで炎症が達しているため、激しい痛みがありニキビ跡として残りやすいのです。

より進行すると、膿やバクテリアが溜まって肌表面が袋状に突出する嚢胞(のうほう)が出来る事もあります。
これらのタイプの大人ニキビはセルフケアでは治す事が難しいため、皮膚科を受診する事をオススメします。

肌タイプに合った大人ニキビを減らす方法

肌タイプに合った大人ニキビを減らす方法

脂性肌や乾燥肌など、肌タイプは人によって異なります。
そのため、大人ニキビを減らすためのケアは、肌タイプに合わせなければいけません。

ここでは、普通肌、脂性肌、混合肌、乾燥肌のニキビケア方法をお伝えします。
それぞれの肌タイプの特徴についても触れるので、自分の肌がどのタイプかよく分からないという人もぜひ参考にしてください。

自分の肌に合ったニキビケアをすれば、大人ニキビを減らす事が出来るでしょう。

普通肌のケア

普通肌は、水分量と皮脂量のバランスが取れているので、大人ニキビが出来づらく、出来てしまった場合もすぐに治るタイプの肌です。
しかし、普通肌の中にも乾燥性普通肌と脂性普通肌があり、季節や生活環境の変化によって肌が乾燥したりオイリーになったりします。

そのため、日頃から油断してはなりません。
普段から洗顔で皮脂を落としたり、保湿したりといったケアを怠らないでください。

また、肌に負担を与えないために、オイルやアルコールを含む化粧品や「しっとり系」の化粧水、乳液は避けましょう。
もし大人ニキビが出来ても、こうしたスキンケアを続ければすぐ減らす事が出来ます。

脂性肌のケア

脂性肌は、水分量は多いのですが同時に皮脂も多いのが特徴です。
皮脂が肌表面にいつまでも残っていると酸化し、それを餌としてアクネ菌が増殖しやすくなります。

また、女性の場合はメイクが崩れやすくなるでしょう。
脂性肌の人が大人ニキビを減らすためには、皮脂をしっかり落とす事が重要です。

メイクをしている、していないに関わらずダブル洗顔を習慣づけてください。
洗顔前に顔に蒸しタオルを当てると毛穴が開き、中の汚れが落ちやすくなります。

メイクをした日は、クレンジングの後に蒸しタオルを使うと効果的でしょう。

混合肌のケア

Tゾーンはオイリーなのに、Uゾーンは乾燥しているという人が混合肌に当てはまります。
混合肌の人は洗顔の際、皮脂の多いTゾーンを中心に洗ってください。

Tゾーンは指で軽くこすり、Uゾーンは泡を転がすようにして優しく洗いましょう。
保湿も重視し、TゾーンもUゾーンも水分をしっかりと補給してください。

混合肌用の化粧水が販売されているので、そういったスキンケア用品を活用するのも大人ニキビを減らす手段です。
また、クリームや乳液はUゾーンを中心に塗布すれば乾燥に対処出来ます。

乾燥肌のケア

水分量も皮脂量も少ないのが乾燥肌の特徴です。
皮脂のバリアが少ない事から、保湿をしても水分が肌に留まらず、すぐに蒸発してしまいます。

水分が保持出来ないため角質層が硬くなりやすく、その影響で少しの皮脂でも毛穴が詰まり大人ニキビが出来るのです。
乾燥肌の場合、大人ニキビを減らすためには肌に負担をかけない事を意識してください。

洗顔時は強くこすらず泡だけで洗い、保湿時は化粧水を少しずつ付けましょう。
また、パッティングは厳禁です。

メイクや日焼け止めクリームも控えめにしてください。

年代ごとの大人ニキビを減らす方法

年代ごとの大人ニキビを減らす方法

肌の調子は年齢を重ねるごとに変化していきます。
一口にニキビと言っても、大人ニキビは思春期ニキビより治るのが遅く、跡にも残りやすい傾向にあるのです。

これは、年代ごとに肌質が異なる事と関係しています。
10代と20代の肌が違うように、20代と30代の肌も違うのです。

大人ニキビを減らすためのスキンケアは、自分の年代に合っている事も求められます。
ここでは、20代の肌に適したスキンケアと30代以降の肌に適したスキンケアをご紹介します。

肌への負担やターンオーバーの事を考えたケアをしていきましょう。

20代のケア

20代に入ったら、まず10代の頃とは肌の状態が違う事を認識しましょう。
例えば、ニキビケアをする際、10代の頃と同じケアをするのは不適切です。

大人ニキビに思春期ニキビ専用の洗顔料や塗り薬を使うと、肌に必要な皮脂までが失われ乾燥を招いてしまいます。
20代は就職などの環境の変化でホルモンバランスが乱れやすく、それが原因でニキビが出来る事もあります。

この世代に大切なのは、肌への負担が少ないスキンケアです。
低刺激の化粧品を使ったり、洗顔を優しく丁寧に行う事が大人ニキビを減らす事に繋がります。

30代以降のケア

人の肌は年齢を重ねるとターンオーバーのスピードが落ちてきます。
周期が遅くなると古い角質がいつまでも肌にとどまり、毛穴詰まりや大人ニキビの原因となるのです。

そのため、30代の人が大人ニキビを減らすためには、肌のターンオーバーを促すスキンケアを意識しましょう。
普段の洗顔や保湿でも、ターンオーバーの早さを正常に近付ける事が出来ます。

エステサロンや皮膚科でケミカルピーリングを受けると、よりターンオーバーが行われやすくなります。

市販薬や皮膚科の治療で大人ニキビを減らす方法

市販薬や皮膚科の治療で大人ニキビを減らす方法

スキンケアに気を遣うだけでは、減らすのが難しい大人ニキビもあります。
自分でのケアに限界を感じたら、市販薬や皮膚科の治療に頼ってみましょう。

ここでは女性にオススメのホルモン治療についても触れます。
スキンケアや生活習慣にも気を付けつつ、市販薬、皮膚科の薬での治療も取り入れてください。

なお、思春期ニキビ向けの薬は硫黄など肌の乾燥をまねく成分が含まれているため、大人ニキビには適していません。
市販薬を使う場合は必ず大人ニキビ専用のものを選びましょう。

市販薬

塗り薬には、グリチルリチン酸やレゾルシンといった抗炎症成分、殺菌成分が配合されています。
中にはピーリング作用のあるAHA(フルーツ酸)を含む塗り薬もあるのです。

市販薬は皮膚科で処方される薬より効き目が優しいのですが、敏感肌には刺激になる恐れもあるので、様子を見ながら使ってください。
また、塗り薬以外に漢方薬で大人ニキビを減らす方法もあります。

小さい大人ニキビを減らす荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)や、皮脂の分泌量を調節する清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)などが有効です。

ホルモン治療

炎症がかなり進行した状態である黄ニキビや紫ニキビは、皮膚科での治療を受けないと治りません。
皮膚科では塗り薬の処方やピーリングの他、ホルモン治療で大人ニキビを減らすケースがあります。

ホルモン治療は男性ホルモンを減らすための治療です。
男性ホルモンには、皮脂を過剰に分泌させたり角質を硬くする作用があります。

そんな男性ホルモンを減らすために、ピルの服用や女性ホルモン配合の軟膏の塗布といった治療を受けるのです。
ホルモン治療には向き、不向きがあります。

しかし、Uゾーンや胸、背中の大人ニキビに悩んでいる人は、ホルモン治療でニキビが減らせる可能性が高いのです。

大人ニキビを減らす具体的な方法は?

大人ニキビを減らす具体的な方法

食生活の問題や睡眠不足は、大人ニキビの原因になります。
大人ニキビは身体の不調のサインでもあるのです。

スキンケアももちろん大切ですが、同時に生活リズムを整えなければ大人ニキビを減らす事は出来ません。
ここでは、大人ニキビを減らすために摂取すべき栄養素や、日頃実践した方が良いものについて具体的にご説明します。

健康的な生活を送れば肌のターンオーバー促進やホルモンバランスの調整に繋がり、大人ニキビの減少や予防が出来るのです。

洗顔と保湿

いつもしている洗顔や保湿は、いい加減にやってはいけません。
顔を洗う時は洗顔料をしっかり泡立て、手でゴシゴシこするのは避けてください。

また、顔を拭く時は清潔なタオルを優しく押し当てて水分を取りましょう。
ここでも強くこするのは肌を傷めるため厳禁です。

保湿は洗顔後すぐに行いましょう。
化粧水はアルコールフリー、オイルフリーのものを使えば肌への負担が少なく済みます。

保湿後は日焼け止めを塗るのも忘れてはなりません。
紫外線対策も大人ニキビを減らすためには欠かせないのです。

食生活を見直す

脂っこいものや甘いものは、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。
揚げ物やお菓子を食べる量は制限し、栄養バランスの取れた食生活を送りましょう。

大人ニキビを減らす上で欠かせないのが、ビタミンやミネラル、食物繊維です。
それらを摂取すれば、肌の調子を整えたり便秘を解消する事が出来ます。

しかし、食生活をいきなり変えると長続きしない恐れがあります。
デザートやおやつを食べる時ケーキの代わりに焼きいもを食べるなど、少しずつ無理のない変え方をしましょう。

特にタバコを吸う人はニコチンによってビタミンC破壊されてしまっているので、野菜やフルーツを多めに食べてください。
出来れば禁煙するのが身体にも肌にも理想的です。

ストレスをためない

ストレスを溜め込むのも大人ニキビを減らす上で好ましくありません。
ストレスを感じると自律神経が乱れ、皮脂を増加させる男性ホルモンが分泌されるからです。

大人ニキビに悩んでいる人で日頃ストレスを感じる人は、半身浴やマッサージなどでリラックスする時間を作りましょう。
カラオケなど趣味に費やすのもストレス発散に繋がります。

過剰なストレスは、大人ニキビだけでなく身体にも異変をもたらします。
忙しい毎日だとは思いますが、ストレス発散をする機会を少しでも確保できると良いでしょう。

質の良い睡眠

毎日の睡眠時間は、6~7時間は取るのが理想的です。
しかし、長時間眠れば良いというわけではなく、大人ニキビを減らすには質の高い睡眠を確保する事が必要なのです。

質の良い睡眠、つまり深い眠りを取るには以下のような事を実践しましょう。

  • 食事は就寝の3時間前までに済ませる
  • 入浴は就寝の1時間前までに済ませる
  • 寝る前直前までスマートフォンやパソコンを操作しない

これらを実践すれば、リラックスした状態でベッドに入る事ができ、質の高い睡眠をとる事が出来ます。
眠り始めの3時間は、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌される時間です。

上記のような努力をすれば、この3時間の睡眠の質が高まり肌の調子が良くなるでしょう。

有酸素運動

運動でも大人ニキビ減らす事は可能で、特に有酸素運動が有効です。
身体を動かす事は大人ニキビに悩む人に、こんなメリットをもたらします。

  • ホルモンバランスの調整
  • ターンオーバー促進
  • 血行促進
  • 便秘解消

有酸素運動として挙げられるのは、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどです。
肌の新陳代謝が良くなるのに加え、血のめぐりも良くなり栄養が肌に届きやすくなります。

また汗をかく事で、毛穴に詰まった汚れも一緒に落とす事が出来るのです。

大人ニキビを減らす方法のまとめ

大人ニキビを減らす方法のまとめ

思春期ニキビとは違い、大人ニキビの原因は様々です。
自分の肌タイプや年代に合ったスキンケアを行う事で、大人ニキビを減らす事が出来ます。

もしここを読んで自分が行っているニキビケアが誤っていたと気付いたら、今日から少しずつ改善していきましょう。
また、大人ニキビの改善には、生活習慣の見直しやストレス発散、適度な運動なども効果的です。

時には市販薬や病院に頼りつつ、適切なセルフケアで大人ニキビを減らしていきましょう。

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