
白くてキレイな歯は清潔感があり、周りに良い印象を与えます。
より素敵な女性になるため、ホワイトニングに興味を持つ方は多い事でしょう。
「もっと歯を白くしたい!」「ホワイトニング効果をすぐに感じたい!」
そう考える方にオススメなのが、海外製のホワイトニング歯磨き粉。
海外には、日本製よりもホワイトニング効果が高い歯磨き粉が豊富にあるのです。
しかし、メリットがあればデメリットもあるのが、海外製のホワイトニング歯磨き粉。
今回は、そんな海外製のホワイトニング歯磨き粉のメリット・デメリットについて解説をしていきます。
オススメのホワイトニング歯磨きも3つご紹介をするので、ぜひチェックしてみて下さい。
歯が黄ばむ3つの原因とは
オススメのホワイトニング歯磨き粉を見る前に、まずは歯が黄ばむ原因を確認しましょう。
どれだけ効果のある海外製ホワイトニング歯磨き粉を使っても、すぐに歯の色が黄ばんでしまっては意味がありません。
歯の黄ばみ原因が分かれば、白い歯を保つためのヒントが得られるはずです。
さっそく、歯が黄ばむ3つの原因を一緒に確認してみましょう。
加齢
歯が黄ばむ1つ目の原因は、加齢。
年齢を重ねる事で以下の2つの原因が発生し、黄ばんだ歯に見えるのです。
1.象牙質(ぞうげしつ)の色の濃化
象牙質とは、歯の中心にある硬い組織のこと。
主に、象牙質の中にある血管や神経を外部刺激から守る役割があります。
日本人の象牙質はもともと黄色味が強いのですが、加齢でさらに色が濃くなります。
2.エナメル質が薄くなる
エナメル質とは、歯の表面を覆う半透明状のバリアのこと。
溶けたり(脱灰)固まったり(再石灰化)を繰り返し、象牙質を外部刺激から守っています。
しかし、加齢と共にエナメル質は薄くなるため、歯の中心(象牙質)が透けて見えてしまいます。
加齢によって歯の中心の色が濃くなり、バリアが薄くなる事で歯が黄ばんで見えるのです。
これらの症状は、ホワイトニング歯磨き粉を使用する事である程度予防が出来ます。
着色
歯が黄ばむ2つ目の原因は、着色。
着色汚れ(ステイン)は、食品の色素が歯に付着する事で発生します。
歯磨きをしても着色汚れが落にくい理由は、「脱灰」と「再石灰化」と言うエナメル質の現象が起こるからです。
飲食後は、口内が酸性に傾き、歯の表面のエナメル質が溶ける現象(脱灰)が発生します。
しかし、40分程度で口内は中性に戻り、今度はエナメル質が固まる現象(再石灰化)が起こります。
この時、食品の色素がエナメル質に取り込まれ、黄ばんだ歯になるのです。
飲食後すぐに歯磨きを行えば、色素がエナメル質に取り込まれる事はありません。
しかし、コーヒーや紅茶を飲む度に歯磨きを行う方は滅多にいない事でしょう。
1回の飲食で歯が変色する訳ではありませんが、徐々に蓄積される事で歯が黄ばむのです。
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い食品を好む方は、特に歯が黄ばみやすいと言えるでしょう。
歯石
歯が黄ばむ3つ目の原因は、歯石。
歯石は、磨き残した歯垢が唾液中の成分と結合する事で発生します。
黄ばみとは無関係と思えますが、歯石はホワイトニングのムラの原因となるので注意が必要なものです。
海外製のホワイトニング歯磨き粉で歯を白くしても、歯石は黄白色・茶色のまま。
歯石が無い部分だけ白くなるため色ムラが発生し、余計に汚い印象を与えてしまうのです。
前歯の裏などに付着する事が多い歯石ですが、これは歯並びによって変わります。
目立つ場所に付着する方も多いので、ホワイトニング前に取り除く事が大切と言えます。
歯石は月日が経つほど硬くなり、通常の歯磨きでは取り除く事が出来ません。
歯医者さんで歯石除去を行ってから、ホワイトニング剤や歯磨き粉を使用する様にしましょう。
海外製ホワイトニング歯磨き粉とは

海外製ホワイトニング歯磨き粉とは、文字通り「海外で販売されている歯磨き粉のこと」です。
しかし、「リステリン」や「アクアフレッシュ」など、大手海外メーカーのオーラルケア用品は日本でもたくさん販売されています。
実は、これらの商品は日本向けに改良した物が多く、同じ製品では無い場合が多々あります。
海外製オーラルケア用品の中には、日本では使用が禁止されている成分を配合した商品があるのです。
これは、海外製のホワイトニング歯磨き粉にも同じ事が言えます。
では、海外のホワイトニング歯磨き粉には、どの様な成分が配合されているのでしょうか。
下記では、海外製ホワイトニング歯磨き粉の気になる疑問をご紹介します。
日本製ホワイトニング歯磨き粉との違い
ホワイトニング歯磨き粉は、日本製と海外製で配合されている成分が違います。
配合成分や特徴を下記でまとめてみました。
【日本製ホワイトニング歯磨き粉との違い】
販売国 | 日本製 | 海外製 |
---|---|---|
ホワイトニング成分 | ハイドロキシアパタイト シリカ マクロゴール400(PEG-8) マクロゴール600(PEG-600) ポリエチレングリコール |
過酸化水素 過酸化尿素 過酸化カルバミド 酸化チタン シリカ |
特徴 | 歯を研磨する 着色汚れを分解する |
歯を漂白する 歯を研磨する |
「過酸化水素」「過酸化尿素」「過酸化カルバミド」は、歯の漂白成分。
歯に沈着した色素の漂白、半透明のエナメル質の構造を変える事により、ホワイトニング効果を発揮するのです。
日本製と海外製の大きな違いは、この歯を漂白する成分が配合されているかどうか。
漂白成分は濃度が高いほどホワイトニング効果がありますが、歯と歯茎に大きなダメージを与えます。
日本では、これらの成分の安全性が確立されていないため、厚生労働省の認可が下りていません。
このため、日本の市販ホワイトニング歯磨き粉には配合されていないのです。
現在、日本では歯医者だけが漂白成分を使用する事が出来ます。
海外製ホワイトニング歯磨き粉のメリット・デメリット
日本のホワイトニング治療と同じ成分を使用している海外製のホワイトニング歯磨き粉。
簡単に言えば、海外製ホワイトニング歯磨き粉を使えば、歯医者に行かずとも歯を白くする事が出来るのです。
これはとても大きなメリットですが、もちろんデメリットもあります。
海外製ホワイトニング歯磨き粉のメリット・デメリットを、下記でまとめてみました。
【メリット】
- ホワイトニング効果が高い
- 歯医者のホワイトニングより費用が安い
- 歯医者に通院する手間が省ける
- ネットで購入できる
【デメリット】
- 歯や歯茎がダメージを負うリスクが高い
- 歯の色にムラが出るリスクが高い
- 副作用が出るリスクが高い
- 何があっても自己責任
海外製のホワイトニング歯磨き粉は、正しく使えば良い効果が得られるでしょう。
しかし、歯の質や体質によっては体に害を及ぼす事もあります。
何があっても自己責任と言う事を忘れてはいけません。
海外製ホワイトニング歯磨き粉の注意点

歯を白くする事に長けている海外製ホワイトニング歯磨き粉ですが、漂白効果だけを求める事は危険と言えます。
と言うのも、海外製の商品には、各国の安全規制を逃れた粗悪品があるのです。
また、安全規制をクリアしていても、日本人の体質や歯に合うかは別問題。
海外のホワイトニング歯磨き粉は、あくまでも現地の人向けに開発・販売されています。
欧米・欧州人よりも歯が小さく、エナメル質も薄い日本人には効果が強過ぎたり、体に害となる可能性があるのです。
海外製のホワイトニング歯磨き粉を購入する前に、以下のような注意点がある事をしっかりと認識しておきましょう。
フッ素症になる可能性
フッ素症とは、体内にフッ素を摂取し過ぎ、歯が斑点状に黄ばむ病気のこと。
海外のホワイトニング歯磨き粉でフッ素症になる可能性が高くなるのは、フッ素の濃度上限が日本とは違うからです。
現在、日本の歯磨き粉のフッ素濃度上限は、1500ppmまでと定められています。
しかし、海外の歯磨き粉にはこの基準がほぼなく、日本の安全基準を上回る濃度でフッ素を配合した商品があるのです。
実際に、スウェーデンでは5000ppmものフッ素を配合した歯磨き粉が販売されています。
これは科学的な裏付けがあり、正しく使えば害は無いと言われています。
しかし、これは現地の人の歯質に合わせて製造されているため、日本人には効果が強過ぎる可能性があるのです。
ホワイトニングを行っているのに歯が黄ばんでしまっては、元も子もありません。
海外のホワイトニング歯磨き粉にはフッ素配合の商品があるので、購入時には濃度をチェックしてみましょう。
知覚過敏になる可能性
海外のホワイトニング歯磨き粉を使うと、知覚過敏になる可能性があります。
これは、過酸化水素や過酸化尿素による副作用と言われています。
エナメル質の細かい傷にホワイトニング成分が入り込み、象牙質を刺激しているのです。
日本の歯医者で行うホワイトニング治療では、数時間~数日で治まる副作用と言われています。
しかし、これは日本人向けに過酸化水素や過酸化尿素の濃度を調整したもの。
海外製のホワイトニング歯磨き粉は、それ以上に痛みを感じる可能性があるのです。
海外のホワイトニング歯磨き粉は、現地の人の歯質に合わせて作られた商品。
欧米・欧州人と比べて象牙質もエナメル質も薄い日本人の歯には、濃度が強過ぎる場合があるのです。
鎮痛剤を飲んでも痛みを伴う人もいるので、虫歯や知覚過敏になりやすい方は使用しない方が良いでしょう。
歯がもろくなる可能性
過酸化水素や過酸化尿素は、エナメル質の脱灰を促す性質があります。
これらの成分は酸なので口内が酸性に傾き、エナメル質が一時的に溶けるのです。
この間に着色汚れを漂白してホワイトニング効果を得るのですが、歯が脆くなる可能性があります。
これは、エナメル質の再石灰化がしっかりと出来ない人がいるためです。
本来、脱灰後は口内が中性に戻り、エナメル質は再石灰化で固まります。
しかし、歯磨きが下手、間食が多いと言う方は、再石灰化が上手く出来ません。
常に口内が酸性に傾いているので脱灰ばかりが行われ、再石灰化が出来ないのです。
そんな方が海外のホワイトニング歯磨き粉を使うと、より歯が脆くなる可能性があります。
知覚過敏の悪化や虫歯の発生リスクも高まるので、良い事がありません。
海外製のホワイトニング歯磨き粉は、この様な可能性がある事を覚えておきましょう。
個人輸入は信頼できる業者を選ぼう
漂白成分を含んだ海外のホワイトニング歯磨き粉は、日本の薬局では購入が出来ません。
Amazonや楽天、個人輸入代行業者を通し、ネットで購入をしましょう。
ただし、大手ネット通販サイト内だとしても、信頼できる業者を選ぶ事が大切です。
よくあるトラブルとして、商品が届かない、違う商品が届いた、返品したいのに日本語での対応不可などが挙げられます。
店舗や商品に寄せられた口コミを確認し、評価の高い業者で購入する様にしましょう。
また、近年SNSなどを通じて商品を買いたい人を集め、お金だけ巻き上げる手法の詐欺が流行しています。
粗悪品や類似品を購入してしまう可能性が高いので、止めた方が良いでしょう。
オススメの海外製ホワイトニング歯磨き粉3選

上記では、海外製のホワイトニング歯磨き粉の注意点などをご紹介しました。
Amazonや楽天などで販売されている海外の歯磨き粉ですが、実際にはどれを選べば良いのかが分かりにくいものです。
そこで、ここからはオススメの海外製ホワイトニング歯磨き粉を3つご紹介します。
ホワイトニングに確かな効果のある物ばかりなので、ぜひ参考にして下さい。
マービス ホワイトニングミントトゥースペースト

マービスは、海外で沢山の人に愛用されているイタリアのオーラルケアブランドです。
中でも、歯を白くする事に特化しているのが、ホワイトニングミントトゥースペースト。
過酸化水素や過酸化尿素は不使用ですが、酸化チタンや含水シリカを配合しています。
ステインを吸着して歯から剥がす事で、ホワイトニング効果が得られるのです。
香味は、ほんのり甘いミント味。
日本の歯磨き粉と比べて少し粉っぽいので、慣れるまでに時間が掛かる人もいるでしょう。
歯磨き後の歯のツルツル感はとても気持ちが良く、毎日続ける事で確かなホワイトニング効果を実感出来ます。
マービス ホワイトニング ミントトゥースペースト
価格:2,484円(税込・送料無料)
マービスの製品は、(株)UPPER HOUSEが正規輸入を行っています。
イタリアで販売されている物と同成分の歯磨き粉を、安心して購入する事が出来ます。
>>マービス ホワイトニング ミントトゥースペーストを見てみる。
コルゲート オプティックホワイト3DAYS エクスプレスホワイト

コルゲートは、ホワイトイングに特化したアメリカのオーラルケアブランドです。
中でも3DAYSエクスプレスホワイトは、ホワイトニング効果の高さから多くの海外の方に愛用されています。
配合された過酸化水素は、従来のコルゲートシリーズの約2倍。
歯の質によっては、使用開始から3日目でホワイトニング効果を実感する事が出来るでしょう。
香味は強めのミント味で、歯磨き後もスッキリとしたミントの香りが長く続きます。
ただし、オプティックホワイト3DAYSエクスプレスホワイトは、使用開始3~6日ほどは歯が沁みる方がいます。
使い続けると気にならなくなりますが、重度の知覚過敏の方は使用を控えた方が良いでしょう。
コルゲート オプティックホワイト3DAYS エクスプレスホワイト
価格:2,680円(Amazon価格※)
※送料等は店舗によって異なります。
>>コルゲート オプティックホワイト3DAYS エクスプレスホワイトを見てみる。
クレスト 3Dホワイト ホワイトストリップ

クレストは、海外でも非常に人気の高いアメリカのオーラルケアブランドです。
特に、ホワイトニングに特化したのが、3Dホワイトストリップ。
歯磨き粉ではなく、テープタイプのホワイトニング剤です。
過酸化水素を配合したテープを歯に貼る事で、確かなホワイトニング効果が得られます。
しかし、3D人ホワイトストリップは、話す時によく目につく前歯(上下)だけのホワイトニング剤です。
「奥歯まで白くしたい!」と言う方には不向きな商品と言えるでしょう。
また、過度な使用をすると歯が沁みる、使用中に唾液が口に溜まって不快を感じるなどのデメリットがあります。
他のホワイトニング歯磨き粉とセットで使用すれば、さらに良い効果が得られるでしょう。
クレスト 3Dホワイト ホワイトストリップ
価格:9,800円(Amazon価格※)
※送料等は店舗によって異なります。
Amazonで売り切れ状態です。
海外製ホワイトニング歯磨き粉のまとめ

海外製のホワイトニング歯磨き粉は、日本の歯磨き粉よりも歯を白くする事に長けています。
これは、日本では市販が禁止されている成分「過酸化水素」「過酸化尿素」が配合されているからです。
これらの成分を配合した歯磨き粉を使えば、すぐに真っ白な歯になれるでしょう。
しかし、海外製のホワイトニング歯磨き粉には、注意すべき点もあります。
外国人と比べて歯が弱い日本人には、知覚過敏の悪化や歯の劣化などの副作用を引き起こす場合があるのです。
全て自己責任なので、虫歯や知覚過敏になりやすい方は使用を控えた方が良いでしょう。
実は、日本製でもホワイトニングに特化した歯磨き粉はあります。
海外の歯磨き粉と比べ効果は穏やかですが、副作用の心配なく使用が出来ます。
自分に合った歯磨き粉を選んで、キレイな白い歯を目指していきましょう。