でかいニキビの治し方は？つぶすのは危険？

ニキビは只でさえ気になるのに、でかいニキビだとかなり気になってしまいます。
顔に出来たものなら尚更、人目が気になりますよね。

しかし、目立つのが嫌だからと、安易につぶそうとするのはやめてください。
大きくなったニキビは、それだけ炎症が進んでいる可能性が高く、素人の判断で潰すのは危険です。

今回は、でかいニキビが出来る原因や治し方について解説していきます。
オススメのニキビケア用化粧品もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

硬くてでかいニキビが出来る原因

でかいニキビは、こぶのように硬くなっている場合があります。
硬くなったニキビは硬結(こうけつ)ニキビと言い、内部でコラーゲンなどの結合組織が過剰に作られる事が原因で出来るニキビです。

まず、ニキビが出来ると白血球がアクネ菌と戦うのですが、その過程で毛穴の組織がどんどん破壊されていきます。
壊された部分を補おうと、コラーゲンを始めとする結合組織が作られるのですが、それが過剰に生成される事でニキビそのものが硬くなるのです。

硬結ニキビは、既に内部で炎症が進行したニキビであるため、痛みを伴う上に跡が残りやすいと言えます。

ニキビでない可能性も

でかい硬結ニキビに見えるものでも、実はニキビでなかったというケースがあります。
よく似た皮膚疾患はこの2つです。

• 毛嚢炎(もうのうえん)
• 粉瘤(ふんりゅう)

まず毛嚢炎は、毛穴内部の毛根を包んでいる組織毛嚢がブドウ球菌によって炎症を起こす皮膚疾患です。
最初は、ニキビによく似た小さな出来ものができ、進行するとしこりを伴う大きな出来ものになります。

そして、粉瘤は皮膚の下が袋状になり、そこに古い角質や皮脂がたまって出来た腫瘍です。
菌が増殖する事で患部が赤く腫れ痛みが生じる事があります。

いずれの皮膚疾患もニキビと見分けづらいため、判断が難しい場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

硬くてでかいニキビの治し方

でかいニキビは症状が進行した状態であるため、皮膚科で治療を受けるという治し方が最適です。
硬くなってしまったものであれば、尚更皮膚科を受診するのがオススメ。

万が一、仕事などで忙しくてどうしても皮膚科へ行けないという場合は、市販の薬や生活習慣の改善でニキビを改善させるしかありません。
自分で行えるケアは即効性こそ望めませんが、徐々に炎症を鎮め、ニキビの出来にくい肌を作る効果が期待できるでしょう。

ここでは、でかいニキビの治し方として、自分で出来るケア方法をご紹介します。

市販の外用薬

でかいニキビには、化膿を伴う皮膚疾患への効果が期待できる市販薬をオススメします。
出来ものの膿を排出しやすくしてくれる市販薬には、「たこの吸出し」と呼ばれる塗り薬があります。

「たこの吸出し」には、消毒効果や角質を柔らかくする効果があるため、硬くなったニキビでも膿を出しやすいのです。
また、より一般的な市販薬ですと、テラ・コートリルやドルマイコーチ軟膏が挙げられます。

これらの外用薬には、抗生物質が配合されているため、激しい炎症を鎮めながらニキビを改善させる効果が見込めます。
ただし、いずれもステロイド外用薬であるため、長期間の使用は避けてください。

もし数日間薬を塗ってもニキビが改善しなければ皮膚科を受診しましょう。

市販の内服薬

でかいニキビが硬くなっている場合は、内部の皮膚組織が破壊されている可能性が高いのです。
そのため、皮膚組織の再生を促す内服薬を選びましょう。

サプリメントではなく、チョコラBBやペアといった医薬品がオススメです。
これらの市販薬は、皮膚の再生を助けるビタミンB2が含まれているので、患部の皮膚組織のダメージを修復してくれる効果が期待できます。

内服薬は外用薬と並行して使うと、よりニキビの治りが早くなる可能性があります。

洗顔

ニキビ改善や予防のためには、肌を清潔に保っておく事が欠かせません。
洗顔料をよく泡立てて、オイリーになりがちなおでこや鼻を中心に洗いましょう。

「泡で洗う」という事を意識し、指でゴシゴシこすらないよう注意してください。
特に、でかいニキビはうっかりこすると大きな刺激となってしまいます。

力を込めなくても十分汚れは落ちるので、優しく洗いましょう。
また、すすぐ際はぬるま湯を使うと皮脂の落とし過ぎを避ける事が出来ます。

保湿

普通のニキビだけでなく、でかいニキビにおいても保湿は大切です。
保湿が不十分だと皮脂が過剰分泌されるだけでなく、毛穴のまわりが硬くなる恐れがあります。

毛穴周辺が硬くなると毛穴詰まりが起こりやすくなるので、ニキビ発生のリスクが高くなるのです。
ニキビが頻繁に出来る人は肌が敏感になっている可能性があるので、一般的な化粧水、乳液では刺激となる恐れがあります。

ニキビケア用の化粧品で保湿する事によって、ニキビが再発しにくくなります。

ファンデーションを厚塗りしない

ニキビを治すためにはメイクをしないのが一番なのですが、社会人の女性であれば、全くメイクをしないわけにはいきません。
しかし、でかいニキビを隠そうと、ファンデーションやコンシーラーを厚塗りするのは避けてください。

化粧品に含まれる油分がアクネ菌を増殖させてしまう恐れがあるからです。
パウダータイプのファンデーションを薄く塗る程度にとどめておきましょう。

また、ファンデーションのパフは、雑菌の繁殖を防ぐためにこまめに洗ってください。

十分な睡眠

ニキビを治し予防する上で、十分な睡眠を取る事は欠かせません。
睡眠は肌の再生機能と深く関わっているためです。

肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されるのは、深い眠りを指すノンレム睡眠のタイミング。
ノンレム睡眠は、眠りについてから3時間ほどで訪れるとされています。

でかいニキビの炎症を改善させたいのであれば、肌の再生機能を活かす必要があります。
そのためには、1日7時間は睡眠時間を確保し、ノンレム睡眠を取れるようにしましょう。

ニキビをさわらない

でかいニキビほど日中気になる事が多いものですが、極力さわらないようにしてください。
少しいじるだけでも患部を刺激する事になり、痛くなるだけでなくニキビ跡や炎症の悪化に繋がる恐れがあります。

また、指や爪には想像以上の量の雑菌が付着しているのです。
患部に雑菌が入らないようにするためにも、ニキビを触らないでください。

ニキビが気になるのはやむを得ない事なのですが、何か他の事で気を紛らわしましょう。
また、鏡をあまり見ないようにすると気になりにくくなる事があります。

バランスの良い食事

でかいニキビを根本的に治すには、バランスの良い食事を取る事も重要なポイント。
ビタミン類などを摂る事で、肌のターンオーバーのスピードを正常に近付ける効果が期待できるためです。

正常なターンオーバーは、ニキビの改善や予防には欠かせません。
これらの栄養素がターンオーバーのペースを整えてくれる可能性があるのです。

• ビタミンA
• ビタミンB群
• ビタミンC
• ビタミンE
• 亜鉛
• セラミド

ファーストフードやコンビニ弁当に頼りがちな人は、これらの栄養素が不足しやすいです。
肉や魚、野菜をより積極的に食べましょう。

でかいニキビを予防する化粧品

何度もニキビを繰り返す人は、敏感肌の傾向があります。
そのため、刺激の少ないニキビケア専用の化粧品を使うのがオススメです。

ここでは、でかいニキビを予防出来る効果が期待できる化粧品として、これらのトライアルセットをご紹介します。

• ノブACアクティブ トライアルセット
• オルビス 薬用トライアルセット
• ビーグレン ニキビケアトライアルセット

初めて使う化粧品の場合、まず自分の肌に合うか合わないかを判断する必要があります。
化粧水や乳液が少ない量でセットになっているトライアルセットの購入を検討しましょう。

ノブACアクティブ トライアルセット

ノブACアクティブのトライアルセットは、約1週間分の量で以下のような内容になっています。

肌への負担が少ない「マイルドピーリング洗顔」が出来るのが、ノブACアクティブの特徴と言えます。
肌表面の古い角質や毛穴の中の汚れを落とす事で、ニキビが出来にくい肌を作る効果が期待できるシリーズです。

ニキビを繰り返す人は、肌が乾燥しごわついている傾向があります。
このトライアルセットを使う事で皮脂の量が正常に近付き、肌のバリア機能が改善される効果が期待できるのです。

ニキビが出来にくい肌を作っていけば、でかいニキビが出来る心配も少なくなります。

　ノブACアクティブの評判・口コミ！効果、副作用、成分は？

オルビス 薬用トライアルセット

オルビスのトライアルセットは、なんと3週間分もあります。
セット内容はこの3点です。

オイフフリーでありながら、高い保湿力をもつのがこのシリーズの特徴です。
保湿作用により肌のバリア機能が向上し、ニキビが出来にくい肌環境になる事が期待できます。

よって、でかいニキビが出来るリスクも少なくなるのです。
さらに、肌の柔軟性をプラスする浸透型コラーゲンなどが配合されているので、肌が硬くなるほど乾燥した肌でも元の状態に近付く効果が期待できます。

　オルビス クリアシリーズの評判・口コミ！効果、副作用、成分は？

ビーグレン ニキビケアトライアルセット

ビーグレンのトライアルセットでは、以下の4点を購入できます。

粒子の細かな「クレイ」の用いられた洗顔料は、肌に負担を掛ける事なく毛穴の奥の汚れを落としてくれます。
ニキビの原因である毛穴詰まりを改善できるので、今あるニキビだけでなくニキビが出来そうな肌にも有効なトライアルセットです。

ローションやクリームが肌をしっかり保湿してくれるだけでなく、CセラムによってピュアビタミンCを角質深くに取り入れる事が出来ます。
ピュアビタミンCは即効性を持ち、でかいニキビなどの肌トラブルを防止する効果が大いに期待できる成分です。

　ビーグレン ニキビケアの評判・口コミ！効果、副作用、成分は？

でかいニキビをつぶすのは危険？

ニキビをつぶす行為は、本来やるべきではありません。
皮膚科に行くと、ニキビの状態によっては専用の器具でつぶす処置が行われる場合があります。

しかし、つぶすという事自体、肌にそれなりの負担を掛けるので、素人の判断でニキビをつぶすのは避けましょう。
例えば蜂巣炎(ほうそうえん)という感染症による出来ものをニキビだと思い込んでつぶし、患部が激しい炎症を起こしたというケースがあります。

蜂巣炎はブドウ球菌などによって起こる疾患で、悪化すると臓器の機能が低下し最悪亡くなってしまう恐れもあるのです。
でかいニキビが出来ていると思っても、実はこの蜂巣炎だったり、さらには先述した毛嚢炎や粉瘤だったりする事も考えられます。

そのため、ニキビを気にするあまり、むやみにつぶすのは非常に危険なのです。

でかいニキビのまとめ

普通のニキビの治し方と同じく、でかいニキビの場合もスキンケアや生活習慣を見直し、かつ刺激を与えない事が求められます。
外用薬や内服薬を使いながらも、自分で改善出来る事は改善しておきましょう。

硬くなる事もあるでかいニキビですが、気にしてつぶしたり指でさわったりするのは避けてください。
炎症が悪化する恐れがある上、ニキビでなく別の皮膚疾患であったというケースもあり得るからです。

薬などでケアしても改善しない場合は、早めに皮膚科に行きましょう。