大人ニキビとアクネ菌

大人ニキビが発生する要因の1つは、アクネ菌の増殖です。
アクネ菌が増えて大人ニキビが悪化するメカニズムを、詳しく知る必要があります。

アクネ菌を抑えれば、大人ニキビを治す事が出来るのです。
そして、正しい皮脂コントロールで予防して、大人ニキビになりにくい肌をめざしましょう。

大人ニキビの原因・アクネ菌とは?

大人ニキビの原因菌は、アクネ菌です。
アクネ菌の性質を知る事で、毛穴が炎症を起こす赤ニキビを未然に防ぐ事が出来ます。

ニキビは、皮脂や角栓などで毛穴が詰まると発生するもの。
ふさがった毛穴の中に皮脂が溜まった状態が白ニキビです。

面皰(めんぽう)とも呼ばれ、アクネ菌が増殖して炎症が起こると赤ニキビや黄ニキビに悪化します。
アクネ菌が増殖しないためには、まずは正しい洗顔でアクネ菌を増やさない事が大切です。

大人ニキビになるアクネ菌が存在する体の部分

アクネ菌は、皮脂を多く分泌させる毛穴に増殖します。
ニキビや吹き出物がよく出来やすい体の部位と大きく関係しているのです。

ニキビができやすい部位は、皮脂が比較的たくさん分泌される、顔や胸、背中、頭になります。
アクネ菌は皮脂を好むので、皮脂が多く排出されている部位に増殖するのです。

実際に、顔、胸、背中、頭皮にニキビや吹き出物が出来やすくなります。

アクネ菌は顔の大人ニキビを招きやすい

アクネ菌の正式名称はプロピオニバクテリウム・アクネスと呼ばれます。
そして、普段からヒトのからだに住みついている常在菌の一種です。

アクネ菌にも他の常在菌と同様に、善玉菌と悪玉菌が存在します。
皮脂を好み増殖する特徴がありますが、異常な増殖をしなければニキビになる事もありません。

しかし、ストレスや生活習慣が乱れると、アクネ菌が一気に増殖し、特に顔に大人ニキビが発生してしまうのです。

なぜアクネ菌は増殖して大人ニキビになるの?

なぜアクネ菌は増殖して大人ニキビになるのか

善玉のアクネ菌は、肌を弱酸性に保ち病原菌の繁殖を抑える性質があります。
一方で、悪玉アクネ菌は遊離脂肪酸という有害な物質を排出し、その結果ニキビに炎症を起こすのです。

アクネ菌は空気が入らず、皮脂の多い場所を好んで増殖します。
角栓で塞がれた毛穴の中では、皮脂を餌に悪玉菌が増殖して大人ニキビが発生するのです。

炎症が起こるのは、 皮脂が悪玉菌によって分解されて毒性のある物質になってしまうためとされています。
抗酸化作用・殺菌作用のある化粧水を使用したり、ビタミンBを摂取する事で大人ニキビの悪化を防ぐ事が出来るでしょう。

大人ニキビになるアクネ菌を殺菌するには?

大人ニキビになるアクネ菌を殺菌するには

強い殺菌剤を用いると、善玉のアクネ菌や皮膚に良い働きをしてくれる他の常在菌まで殺菌してしまう事になります。
ですから、大人ニキビになる悪玉菌だけを殺菌する事は難しいでしょう。

エタノール・アルコールの強い化粧水は、殺菌には良いのですが肌への刺激が強いので注意が必要です。
また、揮発性のあるエタノール・アルコール類は、眼の粘膜にしみやすく炎症を起こす危険や皮膚の乾燥リスクがあります。

皮膚科でもらう治療薬も含め、アルコール類のものを使う時にはニキビ以外の部分にはつけないように気を付けましょう。
抗炎症成分としては、グリチルリチン酸が有効です。

抗炎症作用と抗アレルギー作用があるので、敏感肌やアトピー性皮膚炎の人の大人ニキビケアに効果的。
甘草という植物から抽出しているため、刺激が少なくステロイドに匹敵するほどの働きがあります。

大人ニキビになるアクネ菌の増殖を防ぐには?

大人ニキビになるアクネ菌の増殖を防ぐには

大人ニキビになるアクネ菌の増殖を防ぐための対処法をご紹介します。

大人ニキビになるアクネ菌は毛穴ケアで防ぐ

大人ニキビになるアクネ菌は、毛穴の詰まりを予防して増殖を防ぎましょう。
ファンデーションは毛穴を塞いでしまいますので、大人ニキビが酷いときは出来るだけ控えた方が良いのです。

大人ニキビを隠すには、クリームやリキッドタイプのファンデーションは、カバー力があります。
ただし、肌への負担が少ないミネラルファンデーションやフェイスパウダーの方がオススメです。

帰宅後は、やさしく毛穴の詰まりをクレンジングするなどして、日々の毛穴ケアを心がけましょう。

大人ニキビになるアクネ菌はピーリングで毛穴つまりを防ぐ

アクネ菌が繁殖しないためには、角質を柔らかくして、毛穴の入り口を塞がないようにする事が大事です。
そのためには、ニキビケア専用の基礎化粧品と、定期的なピーリングが効果的。

ニキビケア用の基礎化粧品には、サリチル酸などアクネ菌を殺菌する成分が含まれています。
また、ピーリングジェルや拭き取り化粧水を使用すると、毛穴の詰まりを予防する事が可能です。

大人ニキビになるアクネ菌を防ぐ皮脂コントロール法

大人ニキビになるアクネ菌を防ぐ皮脂コントロール法

アクネ菌などの悪玉菌や過剰な皮脂を落とすために、洗浄力の高い洗顔料を使う事は肌に良くありません。
1日に何度も洗顔する事も、避けた方が良いでしょう。

アクネ菌は退治できても、肌を守ってくれている美肌のための表皮ブドウ球菌も一緒に退治してしまう事になります。
表皮ブドウ球菌がなくなると、肌バリアが崩壊してしまうのです。

肌バリアが弱くなってしまうと、自らの力で保湿を行なう事ができずターンオーバーが乱れます。
結果的に、皮膚から皮脂が多く分泌され、大人ニキビの増加や悪化を引き起こすのです。

アクネ菌などは、毛穴や汗腺の奥深くに潜み、まただんだんと繁殖を始めてしまいます。
アクネ菌を徹底するのは、洗浄しすぎる事ではないので気をつけましょう。

大人ニキビになるアクネ菌は善玉菌と悪玉菌がある

アクネ菌には、腸内細菌と同じように善玉菌と悪玉菌が存在します。
善玉アクネ菌の役割としては、肌のpHバランスを4〜6といった弱酸性に抑える役割があります。

弱酸性にする事で、病原菌となる細菌の増殖を防いでくれるのです。
一方の悪玉アクネ菌は、毛穴の中で細菌性リパーゼ酵素と呼ばれる物質を分泌します。

皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分解するのです。
これらの菌のバランスが崩れて、悪玉菌が優位に立つと直ぐにニキビが悪化してしまいます。

大人ニキビになるアクネ菌は取りすぎに注意

きれいな肌にするには、常在菌の存在が欠かせません。
常在菌が肌にいてくれるから、雑菌やカビ等の肌の外敵の侵入を防ぐ事が出来ます。

大人ニキビを防ぐためには、アクネ菌を取り除きすぎないように注意が必要です。

大人ニキビとアクネ菌のまとめ

大人ニキビとアクネ菌のまとめ

アクネ菌は、悪さをするだけではなく肌を健康な弱酸性の状態に保つ働きのある常在菌だと分かりました。
大人ニキビができない肌にしていくためには、正しい洗顔と保湿が最も大事です。

また、毛穴を塞がない事、肌を清潔に保つ事、肌に負担をかけない事も心がけましょう。
ニキビ予防のためには、小さなケアの積み重ねが大切です。

ファンデーションの汚れたパフや使い回しのタオルなどもアクネ菌がつきやすいので気をつけましょう。