口臭とアルコール

口臭には口内の細菌や食べかすが原因である「生理的口臭」、歯周病や内臓疾患が原因で発生する「病的口臭」など種類があるのです。
アルコール飲料を飲んだ事で発生した口臭は「食品由来口臭」に分類されています。

飲食物が原因で発生した口臭は、時間が経てば自然に消えていく事が多いと言えます。
しかし、自分で工夫して口臭を早く消すための方法もあるのです。

今回は、アルコールによって口臭がひどくなる理由やニオイを消す方法について解説します。

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アルコールで口臭が強まる理由

お酒を飲んだ後は口臭が出やすいものです。
アルコール自体のニオイが口臭と関係している事もあれば、アルコールの持つ働きによって口臭が強まる事もあります。

時には、お酒の飲み過ぎで口内や体内で異常が起こり、それが口臭に繋がる事もあるのです。
ここでは、アルコールが口臭を引き起こす理由について解説します。

飲み会に行く機会が多い人や深酒をしてしまう人は、ぜひここでアルコールが口臭にどう関係しているか知っておきましょう。

歯周病になりやすくなる

歯周病を起こしている人は、口臭が発生しやすいのです。
歯周病患者は、アルコールを多く摂取する人が多いと言えます。

アルコールには利尿作用がありますが、排尿とともに体内の水分がどんどん失われていきます。
すると、お酒を飲んだ翌日口の中も乾燥状態になりやすくなり、口内細菌が増殖するのです。

これにより歯周病に掛かりやすくなります。
アルコールを日常的に飲んでいて口臭が気になるのなら、歯周病にかかっている可能性を考える必要があるのです。

また、アルコールの他、タバコも歯周病リスクを上げます。

アルコールのにおいが口臭として出る

アルコール自体ニオイを持ちます。
そのため、お酒を飲んだ後に口臭が発生するのは自然な事なのです。

お酒を飲んだ後の口臭は、多くがアルコールやそれを分解する過程で発生したアルデヒドが原因で発生しています。
吐く息が臭うのは、このアルコールやアルデヒドが血流に乗って肺から出されるためです。

口だけでなく、皮膚や粘膜からもニオイが出されます。
そのため、お酒を飲んだ後は口臭だけでなく、体臭が強くなる事もあるのです。

肝臓の不調

摂取したアルコールの9割は肝臓で分解されます。
しかし、お酒を飲み過ぎると肝臓の機能が弱ってしまいます。

肝臓が不調を起こすとアルコールがきちんと分解されず、本来尿として排出されるはずのアルコールが血中に入り肺などに回るのです。
すると、吐く息にアルコール臭が混ざります。

また、肝臓の疾患が原因で口臭が出る事もあります。
肝臓が不調を起こしている時の口臭は、カビ臭さに近い独特のニオイである傾向があるのです。

アルコール以外に、過度な糖質制限ダイエットも肝臓を弱らせる事があります。

アルコールによる口臭をチェックする方法

アルコールによる口臭をチェックする方法

口臭の有無を知るには、人に息のニオイをかいでもらうのが確実かつ手っ取り早いのですが、実際はなかなか出来ない事です。
ここでは、自分で口臭をチェックする方法を簡単にご紹介します。

たとえ口臭チェッカーがなくても、以下のような方法で自分の口臭を知る事が出来るのです。

  • 手首をなめてその部分が乾いたらにおいをかぐ
  • オキシドールを2倍にうすめて口をすすぎ、吐いた水に多く泡が立っていないか確かめる

アルコールを飲んだ翌日は、こうした方法でセルフチェックしてみましょう。
もし口臭が出ていると分かったら、後でご紹介する対策法を試してください。

アルコールによる口臭を消す方法

アルコールによる口臭を消す方法

アルコールを飲まなければ口臭に悩む心配も少なくなるのですが、社会人には仕事関係のお付き合いでやむを得ずお酒を飲む事があります。
一方、飲み会の翌日に口臭が残っていると、まわりの人に迷惑をかけてしまう恐れがあるのも事実です。

そうならないために、ここではアルコールを原因とする口臭を消す方法をご紹介します。
口臭サプリメントやミントタブレットがなくてもニオイ対策は出来るので、こちらでご紹介する方法を試してみてください。

飲み会の後に出来る対策ももちろんありますが、中にはお酒を飲んでいる最中にも出来る口臭対策があります。

口内をうるおし冷やす

アルコールを飲んだ後は口内が乾燥しやすくなり、その状態が口臭発生につながる恐れがあります。
口臭を消すには口の中をうるおし、かつ冷やす事がポイントと言えます。

そこでオススメなのが、緑茶やリンゴジュースを氷入りで飲むという方法です。
緑茶に含まれるカテキン、リンゴジュースに含まれるリンゴポリフェノールには口臭を抑える効果が期待出来ます。

また、グラスに氷を入れて飲む事で口内の温度が下がり、口臭を引き起こすガスが発生しにくくなるという効果も望めます。
ちなみに、リンゴに含まれるペクチンは肝臓の働きを良くする働きも期待出来るので、お酒をよく飲む人にもオススメの飲み物です。

口に何かを入れる事で口臭を消すという点では、銀のスプーンを口に含むという方法もオススメ出来ます。
口臭の原因物質が銀と反応する事でニオイを消す効果が期待出来ます。

歯磨きで歯周病予防する

口臭対策のために歯磨きを熱心にする人が多いのですが、歯磨きをしても食べかすが舌に残っていると口臭が出やすくなってしまいます。
また、歯磨き後のうがいによって唾液が失われるという問題点もあるため、歯磨きをすれば100%口臭が消えるとは言いきれません。

一方で、歯磨きによって歯周病リスクが下がるのも事実です。
アルコールを摂取する人はそうでない人に比べ歯周病リスクが高い傾向にあるので、歯磨きで歯周病対策をすれば口臭対策にも繋がる可能性があります。

歯と歯茎の境目、歯間の歯茎に歯ブラシが当たるよう意識すると、歯周病になりにくくなる効果が期待出来ます。
力を入れすぎず、優しく小刻みに歯ブラシを動かしましょう。

アルコールは水割りで飲む

口臭対策はお酒を飲んでいる最中でも出来ます。
お酒を飲みながら、こまめにソフトドリンクで水分を補給してください。

アルコールによって体内の水分が外に出されてしまうと、唾液の分泌量も少なくなり翌朝の口臭が気になる事が多いのです。
それを防ぐために、お酒を飲んでいる間他の飲み物で水分を補給しておきましょう。

口内も身体もうるおす事が出来ます。
また、お酒をストレートで飲むのではなく水割りで飲むのもオススメです。

水分を多めに摂る事でアルコールの分解、排出を早める効果も期待出来ます。

アルコールを飲んだ後は口をすすぐ

水で口をゆすぐという口臭対策もあります。
お酒を飲んだ後は口をゆすぎ、口の中にアルコールや食べかすが残らないようにしましょう。

手元の飲料水でゆすいでそのまま水を飲んでしまうという方法もありますが、口をゆすいだ水を飲むのに抵抗があるという人も多いものです。
洗面所で口をゆすいでその水を吐いてしまっても大きな問題ありません。

しかし、口に水を含み吐き捨てるという行為は唾液の減少に繋がるので、本当はあまり好ましくないのです。
水を吐き出した場合、後でガムを噛むなどして唾液の分泌を促しましょう。

翌朝シャワーを浴びる

アルコールのニオイは、口臭としてだけでなく体臭として出る事もあります。
アルコールの成分は血液によって身体中をめぐり、やがて皮膚からにじみ出るのです。

身体から出るアルコール臭は、シャワーを浴びる事で消せる可能性が高いと言えます。
お酒を飲んだらその日の就寝前だけでなく、翌朝も外出する前にシャワーを浴びてください。

アルコールのせいで早起きが難しくなる事もありますが、シャワーを浴びる時間をがんばって確保しましょう。
もちろん、これまでに挙げたような対策法で口臭に対処するのも忘れないでください。

シジミでアルコール臭対策をする

シジミのみそ汁を飲むのが、二日酔い対策として認識されています。
これは、シジミに含まれるタンパク質やビタミンB12によって、肝臓の働きが良くなる効果が期待出来るからなのです。

シジミで肝臓の働きを助けると、アルコールの分解率が上がり飲酒後の口臭を抑える効果も望めます。
そのため、お酒を飲んだ後、たとえお腹がいっぱいでも、出来るだけシジミを摂取するよう心がければ口臭の心配が少なくなります。

シジミ以外でも肉、魚、乳製品、卵といった食品からタンパク質を摂取すれば肝機能が回復する可能性があります。

口臭とアルコールのまとめ

口臭とアルコールのまとめ

ニオイの強い料理以外に、アルコールも口臭の原因になり得る事を知っておきましょう。
社会人は忘年会や新年会以外にも、接待や職場のお付き合いなどでお酒を飲む事があります。

そんな社会人には、アルコールによる口臭対処をする事が大切です。
日常的にアルコールをたしなむ人は、今気になっている口臭の原因がアルコールである可能性があります。

人のニオイはビジネス上の人間関係にも影響をあたえる事があるので、今回ご紹介した口臭対策法にトライしてさわやかな息を保ちましょう。

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