ニキビと疲労

ニキビが出来るのは、必ずしも肌だけの不調が原因とは限りません。
疲労やストレスも、溜め込むとニキビの原因になり得るのです。

疲れやストレスがある時に、ニキビが出来るのは偶然ではありません。
これらは老廃物の停滞や内臓機能の低下などを招く事から、ニキビに繋がるのです。

今回は、疲労やストレスがどのようにしてニキビを引き起こすのか、またそれらを緩和する方法についてもご説明します。
疲れやストレスを溜めがちな人は、是非参考にしてください。

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疲労やストレスがニキビの原因になる理由

思春期ニキビは皮脂の増加が原因ですが、大人ニキビの場合は身体の中の状態も関係しています。
疲れている状態が続くと体調が悪くなるように、ストレスも溜め込むと身体に異変を来します。

体内で起こった変化は、いずれニキビとして肌に現れるのです。
よって、ニキビを予防したいのなら、疲労やストレスを溜め込んではいけません。

ここでは、疲労やストレスがなぜニキビの原因になるのかを詳しくご説明します。
よくニキビの原因として挙げられるアクネ菌やホルモンバランスの乱れも、疲れとストレスが関係しているのです。

老廃物が処理しきれていないから

身体が疲労状態に陥っていると、筋肉が凝り固まって血行も悪くなっています。
そうなると、身体は老廃物を上手く処理しきれず、やむを得ず毛穴から外に出そうとするのです。

その結果ニキビが出来ます。
老廃物が毛穴から出るようになると、肌のターンオーバーがうまく行われません。

肌は老廃物ばかりを追い出そうとして、本来出ていくべき古い角質が落ちなくなるからです。
肌のターンオーバーを正常に保つためにも、疲労は早めに回復させ、老廃物は外に出してしまいましょう。

血の巡りが悪くなるから

血液には、老廃物を追い出す他、全身に栄養や酸素を運ぶ働きがあります。
疲労で血液が上手く巡らないという事は、肌に必要な栄養や酸素が行き渡っていないという事です。

健康な肌を保つために必要なたんぱく質やビタミン類が行き届かないと、ニキビが出来やすい肌になります。
いくら食生活に気を遣って色んな食品を摂っても、血の巡りが悪ければ、せっかく摂った栄養素が肌まで届かなくなるのです。

そのため、疲れている時はストレッチや入浴で血行を改善しておく必要があります。

免疫力が下がるから

疲労やストレスは免疫力を低下させます。
免疫力が正常に機能していれば、肌表面の常在菌の働きによりアクネ菌が繁殖する事はありません。

しかし、免疫力が下がるとアクネ菌は繁殖しやすくなり、ニキビが出来やすくなったり悪化したりするのです。
免疫力が低下していると肌の不調だけでなく、風邪やインフルエンザといった身体の不調も起こりやすくなります。

長時間の働いている人や睡眠時間が不足している人は、くれぐれも注意してください。

活性酸素が発生するから

美容に気を遣っている人の間で活性酸素は「肌を老化させるもの」と認識されています。
しかし、実は活性酸素は細菌を退治するという良い働きもしてくれるのです。

一方で、シミやそばかすを出来やすくする事もあるので、活性酸素が増えるのは好ましくありません。
他にも、活性酸素はニキビの炎症を悪化させたり肌のターンオーバーを乱す事もあります。

活性酸素は疲労やストレスで増えますが、紫外線も活性酸素が作られる要因です。

自律神経が乱れるから

疲労やストレスは自律神経を乱れさせます。
自律神経が乱れるとホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの働きが活発になります。

男性ホルモンには皮脂を過剰に分泌させたり、肌の角質を硬くする働きがあるのです。
それが毛穴詰まりやアクネ菌の増殖をまねきニキビが出来ます。

自律神経の乱れは、ニキビだけでなく体調不調にも繋がるものです。
普段から、身体を酷使している人やイライラする事が多い人は、心身ともにリラックスする時間を作りましょう。

内臓機能が低下するから

過度な疲労とストレスで病気に掛かる事がありますが、内臓の不調もニキビの原因になる事があるのです。
例えば、胃腸を悪くしたら肌に必要な栄養が吸収されにくくなりますし、肝臓の機能が低下したら体内の毒素が排出されにくくなります。

これは、ニキビが出来やすい状態を意味するのです。
よって、内臓機能の低下はニキビ発生と深く関係していると言えます。

綺麗な肌を保つためにも身体の健康を維持するためにも、疲れやストレスは溜め込まずに発散しなくてはなりません。

ニキビの場所でわかる疲労とストレスの原因

ニキビの場所でわかる疲労とストレスの原因

疲労やストレスが原因でニキビが出来た場合、顔のどこに出来たかでどんな種類の疲労、ストレスがあるのかが推測出来ます。
例えば、Tゾーンは皮脂の多さでニキビが出来やすい場所ですが、その皮脂がストレスによって過剰分泌されている可能性もあるのです。

いつも同じ場所にニキビが出来るという人は、ぜひ参考にしてみてください。
疲れやストレスの原因が分かれば、そこを改善する事でニキビが治りやすくなります。

また、自分の身体の疲れやストレスの重さに注目する機会にもなるでしょう。

おでこ

ニキビがおでこに出来た場合、以下のような疲労、ストレスを抱えている可能性が高いのです。

  • 自律神経の疲れ
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 胃腸の疲れ

おでこは皮脂の分泌量が多い箇所ですが、これは疲労やストレスの影響を受けやすい場所である事を意味しているのです。
疲れやストレスで自律神経が不安定になると、ホルモンバランスが乱れ皮脂の分泌が盛んになります。

すると、真っ先におでこがオイリーになりニキビが出来ます。
また、胃腸の疲れもおでこのニキビを招きます。

それは、暴飲暴食やストレスで胃腸の機能が低下すると、肌に必要な栄養素が吸収されにくくなるためです。

鼻の下

鼻そのものもオイリーになりがちな箇所ですが、鼻の下も同じく皮脂腺が多い場所です。
そのため、以下のような疲労やストレスがあると、一気にニキビが出来やすくなります。

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 胃腸の疲れ

胃腸は非常にデリケートなので、食べ過ぎや飲み過ぎをする人はすぐに胃腸が弱ってしまいます。
食生活やアルコール摂取には十分注意しましょう。

また、疲れやストレス以外にも、ビタミン類の不足によって鼻の下にニキビが出来る事があります。

口のまわりや顎

口のまわりや顎の場合、このような不調がニキビの原因になります。

  • ストレス
  • 胃腸の疲れ

口は消化器官の入口にあたるため、口まわりや顎の肌トラブルは、消化器系の疲れが原因でなりやすいのです。
この部分にニキビが出来たら、とにかく胃腸を休ませる事を意識してください。

もともと大人ニキビは顔の下、つまり口まわりや顎に出来やすいものです。
この部分のニキビは治りにくい傾向があるので、精神的な疲労や胃腸の疲れに心当たりのある人は注意しましょう。

疲労やストレスで出来たニキビの治し方

疲労やストレスで出来たニキビの治し方

ニキビは立派な皮膚疾患なので、治すには皮膚科で薬をもらうのが最適です。
しかし、同時にニキビの原因にもアプローチしていかなければ、なかなか治りません。

ここでは、根本的なニキビの治し方として、疲労とストレスを緩和する方法をご紹介します。
疲れやストレスが全くない生活を送る事は出来ませんが、自分の努力によって緩和させる事は可能です。

睡眠時間の改善や軽い運動で、心と身体をリフレッシュしましょう。
日頃から疲労やストレスを軽減すれば、ニキビを治すほか予防する事も出来ます。

ぐっすり寝る

疲労回復には、睡眠時間をしっかり取るのが一番です。
睡眠時間がキープ出来ていれば、肌のターンオーバーが正常に行われニキビが出来にくくなります。

しかし、長時間眠れば良いという事ではなく、質の高い睡眠である事が大切です。
質の高い睡眠とはノンレム睡眠、つまりぐっすりと深い眠りを指します。

ノンレム睡眠中は成長ホルモンが多量に分泌され、肌のターンオーバーが進みます。
この質の高い睡眠を取るためには、寝る直前のスマホや食事をやめて、心身ともにリラックスした状態で就寝しましょう。

食生活に気を付ける

肌のターンオーバーを促すビタミンCの他、疲労回復に役立つイミダペプチドを摂取すると、疲労が原因のニキビに対処出来ます。
イミダペプチドは鶏むね肉や豚、牛のもも肉などに含まれていますが、サプリメントからも摂取可能です。

疲労と言っても胃腸の疲れが原因でニキビが出来る事もあるため、胃腸に優しいものを食べる事も大切と言えます。
以下の食品は栄養価が高く、かつ胃腸に優しいものです。

・半熟卵
・牛乳
・大根
・トマト
・にんじん

一方、胃腸への負担が大きく、身体も疲れやすくなる食品もあります。
以下の食品は過剰に摂取しないでください。

・白砂糖
・パン
・肉の赤身
・コーヒー

これらは眠気や疲労感を招く恐れがあるので注意しましょう。

リラックスタイムを作る

ニキビ発生には自律神経の乱れも関わっています。
自律神経を正常に保つために、こうした方法で疲労やストレスを取り除いてください。

  • 入浴
  • 音楽鑑賞
  • マッサージ

上記以外でも、自分がリラックス出来るものであれば好きな事をして問題ありません。
ニキビを悪化させないためには、忙しい日でもリラックスタイムを設けましょう。

心身を休息状態にすれば、身体のダメージを修復する副交感神経が働くので、ニキビケアにも繋がります。

薬やサプリで疲れをとる

睡眠や入浴以外にも、薬やサプリメントで疲れに対処する事が可能です。
市販されている製品から、以下のような成分が摂れます。

  • タウリン
  • カフェイン
  • ビタミンB群
  • イミダペプチド

薬やサプリメント以外にも「ユンケル黄帝液」「エスカップ」といった栄養ドリンクで疲労回復を図る事も可能です。
しかし、いずれも頼り過ぎるとかえって身体を壊したりニキビを出来やすくしてしまいます。

あくまで補助の範囲にとどめ、飲み過ぎは避けてください。

適度なジョギングやウォーキング

適度に身体を動かす事も、ストレス発散に繋がります。
特に、ジョギングやウォーキング、サイクリングといった有酸素運動がストレス解消に役立つのです。

有酸素運動の後は副交感神経が活発になりリラックス状態になり、男性ホルモンによる皮脂増加を食い止める事に繋がります。
また、副交感神経が働くと、夜よく眠れるというメリットも生まれるのです。

眠る事も疲労とストレスの解消に繋がるので、よりニキビ改善効果が期待出来ます。
ただし、やり過ぎには注意してください。

身体を動かしていて「気持ちいい」と感じる程度にとどめましょう。

疲労とニキビのまとめ

疲労とニキビのまとめ

大人ニキビは基本的に、毛穴が詰まる事が原因で発生します。
毛穴詰まりはメイクの落とし残しなどあらゆる要因で起こりますが、疲労やストレスも皮脂を増加させるため、その原因になるのです。

また、疲労やストレスは、肌のダメージを回復しづらくしてしまいます。
そのため、これらを発散せずにいるとニキビが出来やすくなったり、悪化したりするのです。

仕事や家事、育児で「疲れているな」と感じたら、少しでも時間を見つけてリラックスしましょう。

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