
「口が臭い」と指摘された経験はあっても、何が原因で口臭が発生しているか分からないと対策出来ないものですよね。
また、自分で口臭があるかを判断出来ないと、口の臭いへの不安感から誰かとコミュニケーションを取るのが億劫になってしまう方も多いはずです。
そこでこの記事では、唾液などが関係する口臭の原因と自分で口の臭いをチェックする方法や対策についてまとめてみました。
口の臭いに悩まされてる方は、ぜひ参考にしてみてください!
Contents
口が臭い原因は唾液の減少が関係している?
口が臭い原因は、唾液の減少が大きく関係している場合があります。
なぜなら、唾液には口臭の原因物質を作り出す細菌の、増殖を抑制する働きがあるからです。
もし、以下のような症状に心当たりがある場合は、唾液量が減ってお口の乾燥が進み、ドライマウス(口の中が乾燥する病気)になっているorなりかけている可能性があります。
- 口の中がネバネバしている
- 口や喉が渇きやすい
- パンやクッキーなど乾いた食材が食べにくい
- 味覚がおかしい
- 喋りにくい
- 唇がよく渇く
記事の後半にご紹介している口臭対策のポイントを参考に、唾液の量や質の改善に努めてみましょう。
唾液の減少以外で口が臭い原因
先程もお伝えした通り、口が臭い事と唾液の減少は深く関係しています。
しかし、中には以下のように、唾液の減少とは関係のない口臭の原因もあるのです。
病的口臭
歯科系、消化器系、呼吸器系、鼻や喉の不調や疾患によって発生する口臭
心理的口臭
本当は口臭がしないのに、自分の口は臭いと思い込んでいる口臭
病的口臭の場合は、専門機関で治療を受ければほとんどの場合、口臭が改善します。
しかし、心理的口臭の場合は、まず本当に自分の口が臭いのかを自分自身で判断出来るようになる必要があるでしょう。
それでは次に、自分の唾液・口の臭いをチェックする方法について、具体的にご説明していきます。
口臭がする?自分の唾液の臭いをチェックする方法!

自分の口から口臭がするかどうかは、唾液の臭いをチェックするのがオススメです。
以下の方法を参考に、本当に自分の息が臭いのかを確認してみましょう。
【自分の唾液の匂いをチェックする方法】
ティッシュを使う
2.折りたたんだティッシュを4~5回舐める
3.唾液が渇くのを1~2分待ってから、ティッシュの臭いを嗅ぐ
手首を舐める
2.唾液が渇くのを1~2分待ってから、手首の臭いを嗅ぐ
もし、上記の方法を試した後に生臭さや酸っぱいニオイがしたら、普段から口が臭い可能性が高いと言えます。
これからご紹介する口臭対策のポイントを参考にして、お口の環境を整えてみましょう。
唾液量や質を改善!口が臭いのを対策する4つのポイント

口が臭いのを対策するには、口臭の原因物質を作っている細菌の増殖を抑制するために、唾液の量や質を改善する必要があります。
特に、以下の4つのポイントは日々の生活に取り入れるだけで、唾液の分泌を促したり唾液中の細菌を減らしたり出来るのでオススメです。
- キシリトールガムを噛む
- 唾液腺をマッサージする
- 毎日の歯磨きを今まで以上に丁寧にする
- 歯医者で虫歯や歯周病治療をする
それぞれのポイントの具体的な取り入れ方は、この後に一つ一つご説明していきますね。
キシリトールガムを噛んで唾液量を増やす
キシリトールガムは、唾液の量を増やすのにも質を改善するのにもオススメな商品でしょう。
なぜなら、キシリトールガムには、以下の2つの効果を期待できるからです。
1.噛む回数が増える影響で唾液量が増加する
唾液は咀嚼回数が増えると、分泌量が増えます。
そのため、毎食後を目安にキシリトールガムを噛むようにすれば、口が乾燥する時間を減らして臭いの対策をしやすくなるのです。
2.虫歯菌の働きを阻害して唾液の質を改善する
キシリトールガムは、口臭の原因となるプラーク(細菌の塊・歯の汚れ)を作り出すミュータンス菌を唾液内から減らしてくれます。
特に、キシリトール100%のガムを噛むと、その効果を得られやすいのでぜひ試してみてください。
唾液腺マッサージで唾液量を増やす
唾液腺マッサージは、唾液量を増やして口の臭いを対策するのにオススメです。
以下の方法を参考に、1日1回は唾液腺マッサージを行ってみましょう。
【唾液腺マッサージの方法】
2.顔周りを覆っている顎骨の内側(首側)の部位を、親指以外の指を添えて舌から優しく10回程度押したり、顎から耳後ろまで撫でる。
マッサージが終わる頃には、お口の中に唾液が増えているのを実感出来るはずですよ!
毎日の歯磨きでお口の環境を整える
唾液の質を良くするためには、毎日の歯磨きが非常に重要と言えます。
細菌の餌となる食べカスや、口臭の原因物質を作り出すプラークを効率よく取り除くために、日々の歯磨きに以下のアイテムも取り入れてみましょう。
デンタルフロス
歯と歯の隙間の汚れを取り除くのに適した道具。
就寝前のタイミングを狙ってフロスをかければ、歯の隅々まで清潔な状態を保てるようになり、口の臭いを対策しやすくなります。
フッ素
虫歯予防に効果がある成分。
成人の場合は、濃度が1,000ppm以上のフッ素入り歯磨き粉を利用すると、虫歯菌を抑制して唾液の質を向上しやすくなります。
歯医者で虫歯や歯周病を治療する
唾液の質を良くして口の臭いを対策するためには、歯医者で虫歯や歯周病などを治療して、口臭の原因物質を作り出す細菌を減らすのも大切です。
最近、歯医者へ行っていなかったという方は、ぜひ一度検診を受けに行ってみましょう。
また、検診を受けて虫歯や歯周病に侵されていなかった場合でも、クリーニングをしてもらえば、普段の歯磨きでは取り切れない汚れを除去して口臭対策してもらえます。
口の臭いは、口腔内の環境に左右されやすいのです。
お口の専門家である歯医者さんに診てもらう機会を、意識的に作るようにしてくださいね!
唾液と口が臭い原因のまとめ

口臭の原因物質を作り出す細菌の増殖を食い止めるためには、唾液の量や質を向上させる必要があります。
この記事でご紹介した自分の唾液の臭いをチェックする方法を試して、臭いなと感じた方は、以下のポイントを目安に日々の生活を見直してみましょう。
- キシリトールガムを噛む
- 唾液腺をマッサージする
- 毎日の歯磨きを今まで以上に丁寧にする
- 歯医者で虫歯や歯周病治療をする
口が臭いといった悩みが無くなり、誰かと話す時にも自信を持って明るく接する事が出来るようになるはずですよ!